2025/08/16
こんにちは。東金市のたんぽぽ整骨院です。 交通事故やスポーツでの衝撃などにより、首に急な力が加わることで起こるむち打ち症(頚椎捻挫)。一見すると軽い痛みや違和感だけで済むこともありますが、初期対応を誤ると長引く不調や後遺症につながる可能性があります。今回は、むち打ち症の正しい初期対応と、後遺症を残さないためのポイントをご紹介します。 むち打ち症の主な症状 首・肩の痛みやこわばり 頭痛、めまい、吐き気 腕や手のしびれ 集中力低下、倦怠感 これらの症状は事故直後だけでなく、数時間〜数日後に出ることも多いため、「大丈夫」と自己判断して放置するのは危険です。 初期対応のポイント 安静を保つ 無理に動かさず、まずは首への負担を減らします。必要に応じて頚椎カラーなどで固定します。 早めに医療機関を受診 レントゲンやMRIなどで骨や神経の損傷を確認します。症状が軽くても必ず専門家に診てもらいましょう。 冷却で炎症を抑える 急性期(発症から48〜72時間)はアイスパックや冷却シートで首周囲を冷やすと腫れや痛みを軽減できます。 やってはいけないこと 自己判断でマッサージやストレッチ 炎症があるうちは刺激が逆効果になり、症状を悪化させる可能性があります。 温めすぎる 急性期は温熱によって血流が増え、炎症が悪化することがあります。 後遺症を残さないために むち打ち症は、首回りの筋肉・靭帯・神経・関節が微細に損傷している状態です。炎症が治まった後も、筋肉の硬直や神経の興奮が残ると、慢性的な痛みやしびれ、頭痛などの後遺症が出やすくなります。 当院では、炎症期が落ち着いた段階で以下のような施術を行い、機能回復をサポートします。 首・肩周囲の筋緊張を和らげる調整 胸椎や骨盤から全身のバランスを整える矯正 神経バランスを回復させる固有受容器へのアプローチ まとめ むち打ち症は「そのうち治る」と軽く考えると、後々長引く不調の原因になります。事故直後は安静・冷却・受診を徹底し、その後は専門的な施術で回復を促しましょう。早期対応が、その後の生活の質を守る大きなカギです。