お知らせ

反り腰タイプの腰痛〜腹圧と呼吸の関係を整える〜

2025/11/15

こんにちは、東金市のたんぽぽ整骨院です。 同じ“腰痛”でも、原因がまったく異なるケースは多くあります。今回はその中でもとても多い「反り腰タイプの腰痛」について、腹圧と呼吸の観点からわかりやすく解説します。 反り腰とは、骨盤が前に傾き、腰のカーブが過度に強くなった状態のことです。 見た目は姿勢が良さそうに見えても、実は腰に大きな負担をかけてしまいます。 このタイプの方に共通しているのが、「腹圧がうまく使えていない」という点です。 腹圧とは、お腹まわりにある“天然のコルセット”のような働き。 横隔膜、腹横筋、骨盤底筋、多裂筋などが連動して働くことで、体幹を支えています。 しかし、反り腰になると横隔膜が正しく下がりにくくなり、腹圧がうまく入らなくなります。 すると腰だけで体を支える状態になり、筋肉が過緊張を起こして痛みへとつながってしまうのです。 特に注目したいのが「呼吸」との関係。 反り腰の方は無意識に胸で浅く呼吸をしやすく、横隔膜の動きが小さくなることで腹圧が低下し、反りがさらに強まるという悪循環に陥ります。 機能神経学的にも、呼吸の浅さは交感神経の緊張を高め、腰まわりの筋肉の張りを助長すると考えられています。 では、どのように改善していけば良いのでしょうか? まずは「呼吸の質」を整えることが鍵です。 仰向けで膝を立て、腰を反らせすぎない位置に調整する。 みぞおち〜下腹に手を添え、鼻からゆっくり息を吸う。  横隔膜が下がり、お腹がふくらむ感覚を意識。 口から細く長く息を吐き、骨盤底筋と下腹が軽く締まるのを感じる。 これを続けるだけで腹圧が入りやすくなり、自然と腰の反りが減っていきます。 実際、たんぽぽ整骨院でも反り腰タイプの腰痛の方には、股関節・胸郭の柔軟性、足根骨の固有受容器へのアプローチ、そして呼吸調整をセットで行うことで、腰の負担が大きく減るケースが多く見られます。 「腰を反っている自覚がある」「姿勢はいいはずなのに腰が痛い」という方は、腹圧と呼吸の乱れが隠れ原因かもしれません。 気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。

内臓疲労が筋肉のコリを生む?〜体の内側からくる不調サイン〜

2025/11/14

こんにちは、東金市のたんぽぽ整骨院です。 肩こりや腰のハリといった不調は、多くの方が「姿勢の問題」「使いすぎ」と考えがちですが、実は“内臓疲労”が原因のケースも少なくありません。 体の内側のコンディションは、筋肉や姿勢と深くつながっているのです。 内臓は、常に働き続けている器官であり、ストレス・食べ過ぎ・不規則な生活・冷えなどが続くことで疲労が蓄積します。 すると周囲の自律神経が過敏になり、脳へ「体を守れ」という信号が送られます。 これが「筋肉の緊張」というかたちで体表に現れてくるのです。 たとえば、胃や腸が疲れていると、みぞおち・背中・腰まわりが硬くなりやすくなります。 肝臓や胆のうの負担が強い場合は、右肩〜背中のこりにつながることもあります。 これは、内臓と特定の筋肉が神経反射でつながっているためで、機能神経学でも説明される確かなメカニズムです。 また、内臓疲労が進むと呼吸が浅くなり、横隔膜の動きが低下します。 横隔膜は姿勢・体幹の安定にも関わる大きな筋肉なので、ここが固まると全身の筋バランスが崩れやすくなり、慢性的なコリにつながってしまうのです。 では、どんなサインがあると内臓疲労を疑うべきなのでしょうか。 ・寝てもだるさが残る ・胃腸の調子が安定しない ・背中が常に重い ・肩や腰のこりが改善しにくい こうした症状が複合的に出ている場合、内臓のケアが必要なサインといえます。 たんぽぽ整骨院では、背骨の状態や呼吸パターン、腹部の緊張をチェックし、内臓と筋肉をつなぐ神経バランスを整える整体を行っています。 特に、末梢から中枢へアプローチすることで反射が落ち着き、筋緊張が自然にゆるむケースは多く見られます。 食事・睡眠・ストレス管理も大切ですが、まずは体が発しているサインに気づくことが一番のスタートです。 「いつもの肩こりが全然取れない」と感じている方は、内臓疲労が隠れ原因になっているかもしれません。 気になる方は、お気軽にご相談ください。

スマホ首が自律神経に与える影響〜現代人に増える“隠れストレス”〜

2025/11/12

こんにちは、東金市のたんぽぽ整骨院です。 今やスマートフォンは生活に欠かせない存在ですが、その一方で「首が重い」「肩がこる」「疲れが取れない」といった不調を訴える方が増えています。 その背景にあるのが、“スマホ首(ストレートネック)”と呼ばれる姿勢の崩れです。 スマホを覗き込む姿勢では、頭が前方に突き出し、首の自然なカーブ(前弯)が失われます。 人の頭はおよそ5〜6kgもあり、首が前に傾くたびに首・肩の筋肉には何倍もの負担がかかります。 これが慢性的な筋緊張を引き起こし、首の奥を通る「自律神経」にまで影響を及ぼすのです。 自律神経は、体のリズムを整える大切な神経です。 呼吸・心拍・血圧・消化・睡眠などをコントロールしています。 ところが、首まわりの筋肉が緊張し続けると、神経の通り道が圧迫され、交感神経(活動モード)が優位になりやすくなります。 その結果、頭痛・めまい・不眠・動悸・集中力の低下など、いわゆる「自律神経の乱れ」と呼ばれる症状が現れやすくなるのです。 機能神経学的に見ると、首の動きと自律神経のバランスは密接に関係しています。 特に、後頭部から上部頸椎(C1〜C3)には脳幹とつながる重要な神経反射点があり、ここがこわばることで脳への血流や神経入力が低下。 その結果、身体が常に“緊張モード”になり、リラックスできない状態が続いてしまいます。 改善のポイントは、姿勢と呼吸の見直しです。 ・スマホは目線の高さで操作する ・1時間に一度は首・肩を回す ・深く長い呼吸で胸郭を広げる たんぽぽ整骨院では、頸椎や胸郭の動きを整える整体、神経バランスを整えるプレッシャー刺激などを通じて、自律神経の安定を図ります。 「ただの肩こり」だと思っていた不調が、実は神経の問題に関係していることも少なくありません。 スマホ首は“現代型ストレス”のひとつ。 体の姿勢を整えることが、心の安定にもつながります。 慢性的な疲労感や首のこわばりを感じる方は、早めのケアをおすすめします。

足のアーチと骨盤・体幹の連動性〜足元から整う姿勢バランス〜

2025/11/10

こんにちは、東金市のたんぽぽ整骨院です。 前回の記事では「足のアーチタイプ別のセルフチェックとケア法」についてお話ししました。 今回はさらに一歩進んで、“足のアーチと骨盤・体幹がどうつながっているのか”を分かりやすく解説します。 実は、足のアーチは単なる「土踏まず」ではありません。 足裏には3つのアーチ(内側縦アーチ・外側縦アーチ・横アーチ)があり、これらが身体の土台としてバランスを取る重要な役割を担っています。 このアーチが崩れると、地面から伝わる衝撃や重心のコントロールに狂いが生じ、結果的に「骨盤の歪み」や「体幹の不安定さ」を招いてしまうのです。 たとえば、扁平足(アーチが落ちた状態)の場合、内側に重心が寄りやすく骨盤が前方に傾く傾向があります。 逆にハイアーチ(アーチが高すぎる)では、外側荷重になり骨盤の動きが制限され、体幹の筋肉が過緊張を起こすことも。 つまり、“足の状態が骨盤の動きに直結している”といっても過言ではありません。 機能神経学的に見ると、足裏のセンサー(固有受容器)は、脳の小脳や前庭系を通じて姿勢制御に関与しています。 足裏からの微細な情報がスムーズに伝わることで、骨盤や体幹は自然と安定します。 しかし、このセンサーがうまく働かないと、脳が身体の位置情報を正確に把握できず、「姿勢の乱れ」「バランスの悪化」へとつながるのです。 では、日常生活でできる簡単なアプローチをいくつか紹介します。 ・裸足での軽いバランス練習(片足立ちなど) ・足指をしっかり使って歩く意識 ・骨盤まわりのストレッチ(股関節・お尻・腹部) たんぽぽ整骨院では、足元から全身を評価し、足根骨の調整・骨盤矯正・神経バランスの回復を目的とした施術を行っています。 「体幹を鍛えても安定しない」「姿勢を整えてもすぐ戻る」という方は、足元のバランスが原因かもしれません。 身体の土台である“足のアーチ”を見直すことが、真の姿勢改善への第一歩です。

足のアーチタイプ別セルフチェックと簡単ケア法

2025/11/09

こんにちは、東金市のたんぽぽ整骨院です。 前回は「足裏の感覚が脳を活性化する?」というテーマで、足裏と姿勢・神経の関係についてお話ししました。 今回はその続編として、「あなたの足のアーチタイプをセルフチェックし、タイプ別のケア方法」をご紹介します。 私たちの足には、縦と横の“アーチ構造”があり、これがクッションの役割を果たしながらバランスを保っています。 しかし、このアーチが崩れると衝撃吸収がうまくいかず、膝や腰、肩にまで負担がかかることがあります。 では、まずは自分の足のタイプを簡単にチェックしてみましょう。 【セルフチェック方法】 ① 素足で立ち、床に足の裏をしっかりつけます。 ② 足の裏を少し湿らせ、紙の上に足型を残してみましょう。 ③ 足型の形を観察してみます。 【アーチタイプと特徴】 ① 正常アーチタイプ 土踏まずがしっかりあり、足型の内側に適度な空間がある状態。 → バランスが良く、衝撃吸収もしやすい理想的なタイプ。 ② 扁平足タイプ(フラットフット) 土踏まずがなく、足型がほぼ全面についてしまうタイプ。 → 足裏の筋肉や靭帯が弱く、疲れやすい・膝や腰に負担がかかりやすい。 ③ ハイアーチタイプ 土踏まずが高く、足の接地面が少ないタイプ。 → 衝撃が分散されにくく、足底やふくらはぎの張りが出やすい。 【タイプ別ケア方法】 ・扁平足タイプ タオルギャザー(足指でタオルをたぐり寄せる運動)や、足裏マッサージでアーチ筋を活性化。 ・ハイアーチタイプ ふくらはぎや足底のストレッチで柔軟性を高め、体重の分散を促す。 ・共通ケア 裸足でバランスを取る練習(片足立ちなど)は、足裏の感覚を脳に再教育する効果があります。 当院では、足根骨のモビリゼーションや神経刺激を通して、崩れたアーチを正しくサポートする施術を行っています。 「立っているだけで疲れる」「足が重い」という方は、足裏のセンサーがうまく働いていないサインかもしれません。 足元を整えることは、体全体を整える第一歩です。 ご自身のアーチタイプを知ることから、健康な姿勢づくりを始めてみましょう。

足裏の感覚が脳を活性化する?〜バランス力と姿勢の関係〜

2025/11/07

こんにちは、東金市のたんぽぽ整骨院です。 今日は「足裏の感覚」と「姿勢・バランス」の意外な関係についてお話しします。 実は、私たちがまっすぐ立っていられるのは、足裏の感覚が常に脳に情報を送り続けているからです。 床の硬さ・傾き・体重のかかり方など、足裏から入る感覚(固有受容感覚)は、脳が姿勢を制御するための大切な“センサー”の役割を果たしています。 しかし、この足裏の感覚が鈍くなっている方がとても多いのです。 長時間の靴生活や、偏った立ち方・歩き方が続くと、足のアーチが崩れ、足底の筋肉や神経が正しく働きにくくなります。 その結果、脳への感覚入力が減り、体幹の安定性やバランス力が低下し、姿勢の崩れや疲れやすさにつながってしまいます。 機能神経学的に見ると、足裏の感覚刺激は「小脳」や「前庭系(平衡感覚を司る領域)」の働きを高めると言われています。 つまり、足裏を整えることは“脳を活性化する”ことにもつながるのです。 当院では、足根骨(足の細かい骨)のモビリゼーションを行い、固有受容器を活性化させることで神経の働きを整えます。 さらに、骨盤や背骨のアライメントを調整し、神経バランスを中枢からリセットする施術を組み合わせています。 これにより、「末梢から中枢」への神経循環がスムーズになり、自然と姿勢が安定しやすい状態へ導きます。 日常生活では、裸足で立ってみる、タオルギャザーなどの簡単な足裏トレーニングを取り入れることもおすすめです。 足元から体を整えることで、バランス感覚だけでなく、全身の軽さや集中力の変化を実感できるでしょう。 なんとなく姿勢が安定しない、片足立ちが苦手、歩くと疲れやすい――そんな方は、足裏の感覚が鈍っているサインかもしれません。 足元から神経バランスを整え、脳と体をつなぐ健康づくりを始めてみませんか?

「なんとなく不調」は神経バランスの乱れ?〜体のサインを見逃さない〜

2025/11/05

こんにちは。東金市のたんぽぽ整骨院です。 「病院で検査しても異常がないのに、体がだるい」「朝からなんとなく調子が出ない」「肩や腰が重い」──そんな“なんとなく不調”を感じていませんか? 実はこの状態、神経バランスの乱れが関係していることが多いのです。 ● 神経バランスとは? 私たちの体は「自律神経」と「体性神経」によって細かくコントロールされています。 自律神経は、心拍・呼吸・消化・体温調節などを自動で調整し、体性神経は筋肉や関節の動きを支配しています。 この2つは密接に連携しており、どちらかが乱れると全身の機能が低下してしまいます。 たとえば、ストレスや睡眠不足、長時間のデスクワークなどが続くと、交感神経が過剰に優位になります。 すると血流が悪くなり、筋肉が緊張し、疲労感や頭痛、肩こりなどの“なんとなく不調”が現れます。 ● 「神経バランスの乱れ」が起こる背景 神経の働きは、体のさまざまな感覚情報によって調整されています。 その中でも重要なのが「固有受容器(こゆうじゅようき)」と呼ばれるセンサー。 これは筋肉や関節、足裏などに存在し、体の位置や動きを脳へ伝える役割を持っています。 このセンサーが偏って働くと、脳が体の状態を正確に把握できず、姿勢や筋緊張のコントロールが乱れます。 結果として、「姿勢の歪み」「片側の筋肉の張り」「慢性的な疲れ」などが出てくるのです。 機能神経学的に見ると、このような状態は「末梢からの情報入力のアンバランス」によって起こります。 つまり、体の使い方や感覚の偏りが、神経の働きの偏りを生み、不調へとつながるのです。 ● 体からのサインを見逃さないために 神経バランスの乱れは、初期段階では痛みとして現れにくいのが特徴です。 しかし次のようなサインが見られたら、体が「助けて」と言っているサインかもしれません。 朝起きても疲れが取れない 頭がぼーっとする、集中できない 体が重く、やる気が出ない 肩・首のコリが左右どちらかに偏る 呼吸が浅く感じる これらは、神経がうまくリセットできていない可能性を示しています。 ● 当院のアプローチ たんぽぽ整骨院では、神経バランスを整えるために、 足根骨のモビリゼーションで固有受容器を刺激 トムソンテクニックによる骨盤・頸椎・後頭骨の調整 胸椎のサブラクセーションへのドロップ矯正 C2へのプレッシャー刺激による中枢リセット という流れで、末梢から中枢へ神経機能を整える施術を行っています。 これにより、体の感覚情報が正しく脳へ伝わり、自律神経や筋骨格のバランスが回復していきます。 ● まとめ 「なんとなく不調」は決して気のせいではありません。 体は常にバランスを取りながら働いており、その微妙なズレが不調という形でサインを出しているのです。 早めに整えることで、慢性化を防ぎ、毎日を軽やかに過ごせるようになります。 少しでも「最近、調子が出ないな」と感じたら、ぜひ一度ご相談ください。

肩甲骨の動きが悪い人の共通点〜デスクワークと呼吸の関係〜

2025/11/03

こんにちは。東金市のたんぽぽ整骨院です。 「肩が重い」「背中が張る」「肩甲骨がゴリゴリする」──そんなお悩みを抱える方は多いのではないでしょうか。 実はその原因、“肩そのもの”ではなく、呼吸や姿勢に関係していることが多いのです。 ● 肩甲骨の動きが悪くなる理由 肩甲骨は、背中の上で“浮いている骨”です。肋骨の上を滑るように動き、腕を上げる・回すといった動作を支えています。 しかしデスクワークが長くなると、背中が丸まり、肋骨が広がりにくい状態になります。 この姿勢では肩甲骨が肋骨に張り付き、動きが制限されてしまうのです。 さらに、パソコンやスマホを見る時間が長いと、頭が前に出て首の筋肉が緊張。 その結果、肩甲骨を動かすための“土台”となる胸郭(肋骨まわり)の柔軟性が失われ、慢性的なコリや痛みが起きやすくなります。 ● 呼吸との関係 呼吸は、肩甲骨の動きと深くつながっています。 息を吸うときには肋骨が広がり、同時に肩甲骨はわずかに外転(外側へ開く)します。 しかし、浅い胸式呼吸が続くと、肋骨の動きが乏しくなり、肩甲骨も固まりがちになります。 また、交感神経が優位になりやすいデスクワーク環境では、呼吸が自然と浅くなります。 この状態が続くと、体は“緊張モード”のままになり、肩甲骨周りの筋肉(特に前鋸筋や菱形筋など)がうまく働かなくなるのです。 機能神経学的に見ると、呼吸の浅さは脳幹レベルでの自律神経バランスに影響を与え、 体幹の安定性や姿勢制御に関わる筋群の働きを弱めます。 つまり、「呼吸が浅い=体幹が不安定=肩甲骨が動かない」という悪循環が起きてしまうのです。 ● 肩甲骨を動かすためのポイント 肩甲骨の動きを良くするには、筋トレよりもまず呼吸と姿勢を整えることが大切です。 深い呼吸を意識する 胸ではなくお腹を膨らませるように息を吸い、吐くときに肋骨をしっかり閉じる。 これを数回繰り返すだけでも胸郭の動きが改善します。 座り姿勢の見直し 骨盤を立てて座り、背もたれに頼りすぎないようにすることで、自然と胸が開きやすくなります。 肩甲骨の軽い動き 肩をすくめてストンと下ろす、肩甲骨を寄せる・開くなど、呼吸に合わせた小さな動きを取り入れるのもおすすめです。 ● まとめ 肩甲骨の動きが悪い人の多くは、「姿勢が崩れ」「呼吸が浅く」「胸郭が硬い」という共通点を持っています。 そのため、肩だけをほぐしても一時的な改善にとどまってしまいます。 たんぽぽ整骨院では、呼吸や肋骨の動き、神経バランスまで含めたアプローチで、肩甲骨の可動性を根本から回復させます。 「ストレッチしても肩が軽くならない」「背中の張りが取れない」という方は、ぜひ一度ご相談ください。

片足重心がもたらす全身の歪み〜日常動作が痛みを生む?〜

2025/11/02

こんにちは。東金市のたんぽぽ整骨院です。 日常の立ち姿を思い出してみてください。気づけば、いつも同じ足に体重をかけていませんか? 「楽な姿勢」と思っていても、その“片足重心”が、実は身体の歪みや痛みを引き起こす大きな要因になるのです。 ● 片足重心がもたらす身体の変化 人は本来、左右の足でバランスよく体重を支えることで、骨盤や背骨、筋肉に均等な負荷がかかるようにできています。 しかし、どちらか一方の足に重心をかけるクセが続くと、骨盤が傾き、背骨のカーブにも左右差が生まれます。 その結果、 腰や股関節の痛み 肩の高さの違い 膝・足首のねじれ など、全身に歪みが波及していきます。 特に多いのは、骨盤が片方に下がることで反対側の腰や背中が張り、慢性的な腰痛に発展するケースです。 ● なぜ“クセ”が抜けにくいのか 片足重心は、無意識のうちに「使いやすい側」「安定しやすい側」に体が偏っている状態です。 これは筋肉のバランスや足のアーチ、股関節の可動性などが関係しています。 たとえば、片側の股関節が硬いと、反対側の足で立つクセがつき、骨盤のねじれが固定されやすくなります。 この“無意識の偏り”が、姿勢の歪みを慢性化させてしまうのです。 ● 放っておくとどうなる? 片足重心の状態が続くと、身体は「傾いたままでもバランスを取ろう」として、筋肉や関節が余分な働きを強いられます。 結果として、 肩こりや首の痛み 片側だけの腰痛 膝や足首の痛み 猫背や反り腰の悪化 といったトラブルにつながります。 一見、局所の痛みに見えても、原因は“全身のバランス”にあるケースが多いのです。 ● 改善のポイント 片足重心を改善するためには、まず「自分の重心のクセ」を知ることが大切です。 鏡の前で立って、肩や骨盤の高さ、つま先の向きをチェックしてみましょう。 たんぽぽ整骨院では、 骨盤・背骨のバランス評価 足のアーチや股関節の可動チェック ファシア(筋膜)を通じた全身の連動改善 正しい立ち方・歩き方の指導 などを行い、根本的なバランス回復をサポートしています。 ● まとめ 片足重心は、日常動作の“ちょっとしたクセ”から始まります。 しかし、それが積み重なると、全身の歪みや痛みを引き起こす原因に。 左右のバランスを整えることは、健康的な姿勢と快適な動作への第一歩です。 「いつも同じ足に体重をかけているかも…」と思った方は、ぜひ一度たんぽぽ整骨院へご相談ください。

背中のハリ・痛みの正体〜呼吸筋と姿勢の関係を探る〜

2025/10/31

「背中が張ってつらい」「肩甲骨の間が痛い」──こうした訴えは多くの方に見られます。 しかし、その原因は“筋肉のこり”だけではありません。実は「呼吸の仕方」や「姿勢の崩れ」が深く関わっているのです。 ● 背中を支える“呼吸筋”とは 呼吸のたびに動くのは肺ではなく、肺を取り囲む筋肉たちです。代表的なのは「横隔膜」「肋間筋」「前鋸筋」「広背筋」など。 これらの筋肉は、息を吸う・吐くたびに胸郭(肋骨まわり)を拡げたり締めたりして呼吸を助けています。 ところが、デスクワークやスマホ姿勢などで背中が丸まると、肋骨の動きが制限され、呼吸筋が硬くなります。 すると、呼吸が浅くなり酸素の供給が減るだけでなく、背中の筋肉に「常に力が入った状態」が続いてしまうのです。 ● 姿勢と呼吸の悪循環 猫背姿勢になると、頭が前に出て胸郭がつぶれます。 この状態では横隔膜が十分に動けず、呼吸が浅くなるため、身体は「補助呼吸筋」と呼ばれる首や肩、背中の筋肉を使って呼吸を助けようとします。 結果的に、肩や背中の筋肉が過緊張し、ハリや痛みにつながってしまうのです。 また、呼吸が浅くなると自律神経のバランスも乱れやすくなり、「常に緊張モード(交感神経優位)」が続きます。これも筋肉のこりや痛みを強める要因の一つです。 ● 改善のカギは“呼吸を取り戻す”こと 背中のハリを解消するためには、単にマッサージで筋肉をほぐすだけでなく、 「呼吸筋をしっかり動かせる身体」を取り戻すことが大切です。 たんぽぽ整骨院では、 背中や肋骨まわりのファシア(筋膜)調整 横隔膜の可動性を高める呼吸アプローチ 胸郭を拡げる姿勢矯正 などを組み合わせ、「呼吸と姿勢の連動」を整えていきます。 背中のハリが続く方の多くは、“筋肉そのものの問題”よりも“使い方のクセ”が根本原因です。 呼吸が深くなり、胸郭が自由に動くようになると、背中のハリも自然と軽くなります。 ● まとめ 背中のハリや痛みの正体は、呼吸と姿勢の乱れによる「呼吸筋の疲労」。 深い呼吸ができる身体を取り戻すことで、痛みのない、軽やかな背中を手に入れることができます。 慢性的な背中のハリでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。 呼吸を整え、姿勢を整え、身体の内側から軽くしていきましょう。