デスクワークで起こる“肩の挙上制限”はなぜ?
2025/11/28
こんにちは、たんぽぽ整骨院です。 「肩が上がらなくなってきた」「デスクワーク後に腕が重い」 このような相談を受けることが増えています。 実は、デスクワークで起こる 肩の挙上制限(腕が上がりにくい状態) は、 単に肩の筋肉が固まっているだけではありません。 背景には 神経の左右差(神経バランスの乱れ) が隠れていることが多いのです。 ■ なぜデスクワークで“肩が上がりにくくなる”のか? ① 長時間同じ姿勢で“神経の働き”に差が生まれる 肩の動きをコントロールしているのは筋肉ではなく、実は 神経(固有受容器)。 長く猫背姿勢で固めていると、 ・片側の背中や肩だけが働きすぎる ・反対側がうまく働けない という 左右差 が生じ、ある日突然「肩が上がらない」を感じます。 ② 胸椎が固まると肩は物理的に上がらない 肩を挙げる動作には肩甲骨だけでなく 胸椎の伸展(反る動き) が必須。 デスクワークで胸椎が丸まったままだと、 肩は動かしようがない状態になります。 ③ 足部の固有受容器が鈍ると“姿勢制御が崩れる” 意外ですが、肩の挙上には 足のセンサー機能 が深く関係します。 足根骨の動きが悪いと体のバランス情報が脳に届きにくくなり、 その結果、肩や体幹の動きまでぎこちなくなります。 ■ 当院で行う「肩の挙上制限」へのアプローチ ● ① 神経バランス評価(股関節開排・肩挙上) 左右どちらの神経が過緊張しているかをチェックします。 ● ② 足根骨モビリゼーションで固有受容器を復活 身体の“位置感覚”が整うと、肩の動きがスムーズになります。 ● ③ トムソンテクニックで胸椎・骨盤を調整 胸椎が動くと肩の可動域が一気に改善します。 ● ④ C2プレッシャーで中枢神経リセット 姿勢制御が整い、肩の挙上が自然で軽くなります。 ■ まとめ デスクワークでの肩の挙上制限は、 筋肉の硬さではなく“神経の左右差”が原因 のことが多く、 根本改善には 「末梢 → 姿勢 → 中枢」 と段階的に整えることが重要です。 腕が上がりにくい・肩が重いという方は、早めにご相談ください。