寝違えの原因と早期回復のためのアプローチ
2025/09/17
千葉県東金市のたんぽぽ整骨院です。 朝起きたら首が動かせない、振り向くだけで痛い……そんな経験はありませんか?それがいわゆる「寝違え」です。多くの方が一度は経験しますが、原因や適切な対処法を知っている方は意外と少ないものです。 寝違えが起こる原因 寝違えは「寝ている間に首や肩周囲の筋肉へ過度な負担がかかること」で起こります。主な要因としては、 不自然な姿勢で長時間眠る 枕の高さや硬さが合っていない 日中の疲労やストレスで筋肉が硬くなっている 冷えによる血流不良 などが挙げられます。これらが重なると筋肉や靱帯に微細な損傷が生じ、起床時に強い痛みや動きの制限を感じるのです。 自分でできる初期対応 近年は外傷処置の新しい考え方として「PEACE&LOVE」という理論が推奨されています。これは、炎症のコントロールだけでなく、早期から適切に体を動かすことや心身のケアまでを含めた包括的な考え方です。 PEACE(急性期の対応):Protect(保護)、Elevation(挙上)、Avoid anti-inflammatories(抗炎症薬の乱用回避)、Compression(圧迫)、Education(教育) LOVE(回復期の対応):Load(負荷を徐々にかける)、Optimism(前向きな心)、Vascularisation(有酸素運動)、Exercise(運動) 寝違えのような急な炎症時も、まずは無理に首を動かさず安静を確保し、必要に応じて軽く支えたり姿勢を工夫することが大切です。そのうえで、痛みが落ち着いてきたら少しずつ運動やストレッチを取り入れると回復がスムーズになります。 整骨院でのアプローチ 寝違えは放置しても自然に回復することがありますが、筋肉や関節のバランスが崩れたままだと再発しやすくなります。当院では、 首や肩の緊張を和らげる施術 胸椎や肩甲骨の可動域を整える調整 姿勢改善や日常生活でのアドバイス といったアプローチで、回復を早め再発を予防していきます。 まとめ 寝違えは単なる「寝方の問題」ではなく、日常の疲労や姿勢のクセが背景にあることが多いです。PEACE&LOVEの考え方を取り入れることで、炎症期から回復期までより安全に対応できます。首の痛みや違和感が続く方は、ぜひ一度ご相談ください。