お知らせ

1ヶ月治らない人へ

2026/02/21

「もう1ヶ月も痛い」 「最初よりは良いけど、そこから変わらない」 「湿布や通院を続けているのにスッキリしない」 本来、軽度の外傷や炎症であれば、組織の修復は数週間で進みます。 それでも1ヶ月以上改善が止まっている場合、“組織以外の要因”が関わっている可能性があります。 鍵になるのは「神経」です。 痛みが続くと、脳はその部位を守ろうとして筋出力を抑制します。 また、関節や足部の固有受容器(位置センサー)の働きが低下すると、脳は正確な情報を受け取れず、安全のために動きを制限します。 その結果、 ✔ 力が入りにくい ✔ 可動域が戻らない ✔ 違和感が残る といった状態が続きます。 さらに、かばい動作による左右差が固定化すると、姿勢全体のバランスが崩れ、回復途中の部位に繰り返し負担がかかります。 「治らない」のではなく、 “神経のブレーキが外れていない”だけかもしれません。 当院ではまず、股関節や肩のテストで左右の神経バランスを確認します。 そのうえで足部から感覚入力を整え、骨盤・頸椎を調整し、中枢神経へアプローチしていきます。 末梢から中枢へ。 神経の働きを整えることで、回復の再スタートを目指します。 1ヶ月変わらない痛みは、体からのサインです。 あきらめる前に、一度全身の状態を見直してみませんか?

なぜ回復が途中で止まるのか?

2026/02/20

「最初は順調だったのに、途中から変わらない」 「痛みは半分まで減ったけど、そこから良くならない」 この“回復の頭打ち”はよくある現象です。 回復には段階があります。 ①炎症が落ち着く段階 ②組織が修復する段階 ③神経と動きが再学習される段階 多くの方は①②で止まってしまいます。 痛みが減ると「治った」と感じますが、実は③の“神経の再調整”が不十分だと、回復はそこで止まります。 外傷や慢性痛では、痛み刺激の影響で神経出力が抑制されたり、左右差が生まれたりします。また、関節や足部の固有受容器(位置センサー)の機能低下も起こります。 すると脳は「安全ではない」と判断し、筋出力を制限します。 これが“あと一歩”良くならない原因です。 さらに、かばい動作が続くと姿勢バランスが崩れ、回復途中の部位に再び負担がかかります。 「治りきらない状態」が固定化すると、慢性化につながります。 当院では、 ①神経バランスの評価 ②足部など末梢から感覚入力を整える ③骨盤・頸椎の調整 ④中枢神経への刺激 という流れで、回復を止めている“ブレーキ”を解除していきます。 回復が止まるのは、体がサボっているのではありません。 神経が慎重になっているだけです。 あと一歩の違和感がある方は、全身のバランスを見直すことが大切です。

外傷後に「力が入らない」理由とは?

2026/02/18

「骨はくっついたのに力が入らない」 「痛みは減ったのに踏ん張れない」 「ケガした側だけ力が弱い感じがする」 このようなご相談はとても多いです。 実はこれ、筋力低下だけが原因ではありません。 ① 痛みは“ブレーキ”になる ケガをすると、体はその部位を守ろうとします。 痛みの情報は神経を通って脳へ伝わり、脳は「これ以上負担をかけないように」と無意識に筋出力を抑制します。 これを**疼痛抑制性筋抑制(AMI:Arthrogenic Muscle Inhibition)**と呼びます。 特に膝や足関節の外傷後は、筋肉自体は問題がなくても、神経の指令が弱くなり「力が入らない」状態になります。 ② 固有受容器の低下 関節や靭帯、筋肉には「固有受容器」というセンサーがあります。 これは ✔ 関節の角度 ✔ 伸び縮み ✔ 体重のかかり方 を脳へ伝える重要なセンサーです。 捻挫や打撲などでこのセンサー機能が低下すると、脳は正確な位置情報を得られず、安全のために出力を下げてしまいます。 つまり、 「壊れているから力が入らない」のではなく 「安全確認ができないから力を出さない」 という状態なのです。 ③ 神経バランスの左右差 外傷後は、痛めた側の神経活動が抑制されやすく、反対側が優位になることがあります。 すると ・患側は出力低下 ・健側は過活動 というアンバランスが生まれます。 これが続くと、患側は「使いにくい状態」が固定化してしまいます。 ④ 「治った=戻った」ではない レントゲンで異常なし。 炎症も落ち着いた。 それでも力が入らないのは、神経系がまだ回復していない可能性があります。 当院では ① 神経バランスの評価 ② 足部など末梢からの感覚入力の再活性化 ③ 骨盤・頸椎のバランス調整 ④ 中枢神経への刺激 という流れで、「出せる状態」に整えていきます。 まとめ 外傷後に力が入らない理由は、 ✔ 痛みによる神経ブレーキ ✔ 固有受容器の低下 ✔ 左右の神経アンバランス が関係しています。 「筋力不足」と決めつけず、 まずは神経の状態を整えることが回復への近道です。 ケガ後の違和感や力の入りにくさでお悩みの方は、一度ご相談ください。

外傷後に“反対側”が痛くなる理由とは?

2026/02/16

「右足を捻挫したあと、左の腰が痛くなった」 「左肩を痛めた後、今度は右肩がつらい」 このようなケースは珍しくありません。 体は常に“左右のバランス”で成り立っています。 ケガをすると無意識に痛い側をかばい、反対側へ体重や負担を移します。これを代償動作といいます。 たとえば右足を痛めると、左足で支える時間が増えます。すると左の股関節や腰、背中の筋肉に負担が集中し、痛みへとつながります。 さらに重要なのが「神経のバランス」です。 痛みは神経を通じて脳へ伝わりますが、その過程で左右の神経活動に差が生まれることがあります。痛めた側は抑制され、反対側は過活動になりやすい状態です。 その結果、 ・筋緊張の左右差 ・可動域の差 ・姿勢の崩れ が起こり、反対側の痛みとして現れます。 また、足関節の捻挫後などは、足部の細かな可動制限や感覚入力の低下が残ることがあります。足裏からの感覚は姿勢制御に大きく関わるため、ここが乱れると全身バランスにも影響します。 「ケガが治った=体が元通り」ではありません。 当院では、左右の神経バランスを評価し、足部から中枢へと整えることで、姿勢全体を再構築していきます。 反対側の痛みは、体が出している“バランスのサイン”かもしれません。 繰り返さないためにも、一度全身の状態を確認することが大切です。

回復期に一番やってはいけない判断とは?

2026/02/13

ケガや痛みが落ち着いてきた「回復期」。 実はこの時期こそ、最も判断を間違えやすいタイミングです。 回復期に一番やってはいけない判断。それは、 「痛くない=もう完全に治った」と決めつけることです。 痛みは体の回復を知らせる“唯一の指標”ではありません。炎症が落ち着き、脳の警戒レベルが下がると、痛みは先に減少します。しかし、筋肉の出力バランス、関節の安定性、神経の過敏状態などは、まだ完全に整っていないことが多いのです。 この段階で急に運動量を戻したり、強度を上げたりするとどうなるでしょうか。 体は「動ける」と判断しても、内部では準備が不十分なまま負荷がかかります。その結果、数日後に痛みがぶり返す、別の部位に症状が出る、慢性痛に移行する――という流れが起こります。 もう一つ多いのが、逆の判断です。 「少し違和感がある=まだ壊れている」と考え、必要以上に安静にしてしまうことです。回復期の軽い違和感は、組織が再適応している過程で起こる正常な反応であることも少なくありません。ここで動きを止めすぎると、神経の警戒モードが長引き、回復が遅れてしまいます。 つまり回復期は、 「ゼロか100か」で判断してはいけない時期なのです。 大切なのは、 ・動きの質は戻っているか ・左右差は残っていないか ・疲労後に痛みが増していないか といった“回復の段階”を客観的に見ることです。 当院では、痛みの有無だけでなく、神経の興奮度や動作パターンを評価しながら、段階的に負荷を戻します。回復期は「終わり」ではなく、「再発しない体を作る仕上げの期間」です。 ここでの判断が、その後の数ヶ月を左右します。 焦らず、止めすぎず、正しい順番で整えていきましょう。

痛みがぶり返す「本当のタイミング」とは?

2026/02/09

「もう治ったと思っていたのに、また痛くなった」 外傷後の患者さんから、非常によく聞く言葉です。実は、痛みがぶり返すのには決まった“タイミング”と理由があります。それは単なる使いすぎや年齢のせいではありません。 まず知っておきたいのは、痛みの消失=回復完了ではないという事実です。ケガ直後の炎症や腫れが引くと、多くの人は「治った」と判断します。しかしその段階では、筋肉・関節・神経の連携はまだ不完全なことが多く、体は“かばいながら動いている状態”です。 痛みがぶり返しやすいタイミングの一つ目は、動きが元に戻り始めた時です。日常動作や運動量が増えることで、無意識の代償動作が表面化し、特定の部位に負担が集中します。特に足首の捻挫後に膝や腰が痛くなるケースは典型例です。 二つ目は、安心した頃です。痛みが落ち着くと、体は警戒モードを解除します。その結果、今まで抑えていた可動域やスピードで動けるようになり、準備が整っていない部位に刺激が一気に入ります。これは「再発」ではなく、回復途中で露呈した問題と言えます。 三つ目は、自律神経が疲弊したタイミングです。仕事や睡眠不足、季節の変わり目などが重なると、脳の痛み抑制機能が低下します。その結果、以前は気にならなかった違和感が「痛み」として再浮上します。これは構造の問題というより、神経の回復遅延が関係しています。 つまり、痛みのぶり返しは「失敗」ではありません。体が次の回復段階へ進もうとしたサインでもあります。大切なのは、そのタイミングで無理に我慢したり、逆に完全に動かなくなることではなく、回復の順番を整えることです。 当院では、外傷後の評価として関節や筋肉だけでなく、神経の興奮状態や左右差、動作の質まで確認します。痛みが出た“場所”ではなく、“なぜそのタイミングで出たのか”を見極めることが、慢性化を防ぐ鍵になるからです。 「また痛くなった=治っていない」と不安になる前に、体が何を伝えようとしているのか。一度立ち止まって考えることが、結果的に一番の近道になることも少なくありません。

休むことが回復になる理由 〜体は「動いたあと」に治っている〜

2026/02/08

「休むと弱くなりそう」 「動かさないと治らない気がする」 外傷後や慢性痛の方ほど、こうした不安を抱えがちです。東金市でも、リハビリやセルフケアを真面目に続けている方ほど、「休むこと」に罪悪感を感じています。しかし実際には、回復は休んでいる間に起こっています。 体は、動いている最中に強くなるのではありません。運動やリハビリは刺激を与える行為であり、その刺激に適応して体が変化するのは、休息中です。筋肉だけでなく、神経や脳も同じで、休むことで興奮が落ち着き、警戒が解除されていきます。 特に外傷後や痛みが長引いている状態では、体は常に緊張し、交感神経が優位になっています。この状態で動き続けると、刺激が積み重なり、体は「回復」ではなく「防御」を選びます。痛みや違和感が強くなるのは、体が守ろうとしているサインです。 休むことで、呼吸は深くなり、筋肉の緊張が抜け、副交感神経が働きやすくなります。すると血流や感覚の調整が進み、神経の過敏さが自然と落ち着いてきます。これはサボりではなく、体に必要な回復プロセスです。 もちろん、ずっと動かないことが良いわけではありません。大切なのは、「動く→休む」のバランスです。安心して動ける刺激を与え、しっかり休む。この繰り返しによって、体は少しずつ安全だと学習し、痛みを出す必要がなくなっていきます。 休むことは、回復を止める行為ではありません。回復を進めるための時間です。 東金市で、外傷後や慢性痛がなかなか改善しない方は、「もっと頑張る」前に、「ちゃんと休めているか」を見直してみてください。体は、休めた分だけ正直に応えてくれます。

リハビリで悪化する人・良くなる人の違い 〜結果を分けるのは「努力」ではなく「順序」〜

2026/02/06

「真面目にリハビリをしているのに、なぜか痛みが増えた」 「動かすほど調子が悪くなる」 東金市でも、こうした声は少なくありません。一方で、同じようにリハビリをしていても、順調に回復する人がいるのも事実です。この違いは、体の強さや根性ではなく、回復の進め方にあります。 リハビリで良くなる人に共通しているのは、体が「安全だ」と感じられている状態で運動を行っていることです。痛みが落ち着き、呼吸や姿勢が安定し、神経の警戒がある程度解除されてから動いています。この段階では、運動刺激は回復の材料として使われ、体は素直に変化します。 一方、悪化してしまう人は、体がまだ警戒している段階で運動量や負荷を上げてしまうケースが多く見られます。「動かさないと固まる」「サボると治らない」と思い、痛みや違和感を我慢して続けてしまうのです。すると脳は「危険が続いている」と判断し、防御反応として痛みや緊張を強めてしまいます。 また、良くなる人は「できない動き」より「できる動き」に目を向けています。痛みが出ない範囲を大切にし、体が受け入れられる動きを少しずつ増やしていきます。逆に悪化する人は、正しさや回数に意識が向きすぎて、体の反応を置き去りにしてしまいがちです。 もう一つ大きな違いは、リハビリを「治す作業」と捉えているかどうかです。良くなる人は、リハビリを体に安心を教える時間として使っています。その結果、神経の警戒が自然と下がり、痛みが減っていきます。 リハビリは、頑張った人が勝つものではありません。体が安心できる順番を守れた人が、結果的に回復していきます。 東金市で、リハビリを続けているのに調子が悪い方は、方法が間違っているのではなく、今の段階に合っていないだけかもしれません。体の声を無視しないことが、回復への一番の近道です。

運動量より大事な回復の順番 〜体は“やった量”ではなく“整った順”で変わる〜

2026/02/04

「毎日ストレッチしているのに変わらない」 「リハビリの回数を増やしても良くならない」 東金市でも、こうした声はとても多く聞かれます。実は回復は、運動量を増やせば進むものではありません。体には、守らなければいけない回復の順番があります。 まず整うべきなのは、筋力や柔軟性ではなく神経の安心です。外傷後や慢性痛の状態では、脳と神経が強く警戒しています。この段階で運動量だけを増やすと、体は「追い込まれている」と判断し、防御反応として痛みや緊張を強めてしまいます。 次に大切なのが、姿勢と呼吸です。体が不安定なまま運動をすると、正しい刺激が入りません。逆に、呼吸が深くなり、姿勢が安定してくると、神経は「安全だ」と感じやすくなります。ここで初めて、運動が回復の材料として使われます。 その次の段階が、痛みの出ない動きを増やすことです。無理に可動域を広げたり、回数を増やす必要はありません。体が受け入れられる範囲で動くことで、脳は「動いても大丈夫」と学習し直します。この積み重ねが、痛みを手放す準備になります。 最後に、運動量が自然と増えていきます。ここまで順番を守れていれば、体は無理なく動きを受け入れ、疲労も回復につながります。逆に、この順番を飛ばしてしまうと、「頑張っているのに良くならない」という状態に陥りやすくなります。 回復とは、努力の量を競うものではありません。体が安心し、整い、動けるようになる。その流れを丁寧にたどることが、結果的に一番の近道になります。 東金市で、外傷後や慢性痛の回復が思うように進まない方は、「足りない運動」を探す前に、「順番が合っているか」を見直してみてください。体は、正しい順番で必ず応えてくれます。

正しい運動なのに痛む理由 〜体は“正解”より“安全”を優先する〜

2026/02/02

「教科書通りの運動をしているのに痛い」 「フォームも合っていると言われた」 それでも症状が改善しない…。東金市でも、外傷後や慢性痛の方からよく聞く悩みです。実は、運動が“正しいかどうか”と、体が“受け入れられるかどうか”は別の話です。 私たちの体は、まず安全かどうかを最優先で判断します。たとえ理論的に正しい運動でも、脳や神経が「まだ危険かもしれない」と感じていれば、体は防御反応として痛みや違和感を出します。これは故障ではなく、ブレーキが働いている状態です。 特に外傷後は、痛み・恐怖・緊張がセットで記憶されやすくなります。そのため、以前と同じ動きや似たフォームでも、脳が「またあの時と同じだ」と判断すると、痛みが出ることがあります。これが、正しい運動なのに痛む大きな理由の一つです。 また、運動そのものが正しくても、体の土台が整っていない場合もあります。姿勢が不安定、呼吸が浅い、左右差が強い状態では、脳は安心できません。その結果、運動刺激が「回復」ではなく「ストレス」として処理されてしまいます。 さらに、「ちゃんとやらなきゃ」「痛くても我慢しないと」という意識も影響します。無理に動くほど体は緊張し、神経は過敏になります。正しさを優先するほど、体の安全センサーは逆に働いてしまうのです。 回復に必要なのは、正しい運動を増やすことではありません。安心してできる運動を積み重ねることです。痛みが出ない範囲で、体が受け入れられる刺激を増やしていくことで、脳は少しずつ警戒を解除します。その結果、同じ運動でも痛みが出なくなっていきます。 東金市で、外傷後や慢性痛のリハビリがうまくいかない方は、「運動が間違っている」と自分を責める必要はありません。今の体にとって、まだ早いだけかもしれないのです。