2025/08/20
更年期を迎えると「腰痛がひどくなった」「肩こりが取れない」といった不調を訴える方が増えます。これは単なる加齢だけでなく、ホルモンの変化と筋骨格系の関係が深く関わっています。 特に女性は、閉経前後に「エストロゲン」というホルモンが急激に減少します。エストロゲンは骨や筋肉、関節を守る働きを持っており、減少することで骨密度が下がりやすくなり、筋肉や靭帯の柔軟性も低下してしまいます。その結果、腰や肩に負担が集中しやすくなるのです。 また、更年期には自律神経の乱れも起こりやすく、血流不良や筋肉の緊張が強まりやすくなります。特に首や肩の筋肉が硬くなることで、頭痛やめまいを伴うことも少なくありません。 姿勢面でも影響があります。筋肉の衰えにより、骨盤が後傾しやすくなり「反り腰」や「猫背」が目立ちやすくなります。これが腰痛や肩こりを慢性化させる大きな要因のひとつです。 改善のポイントは「筋肉を守り、血流を良くする」ことです。無理のないストレッチや呼吸を意識したエクササイズは、筋肉の柔軟性を取り戻し、自律神経の安定にもつながります。さらに整体で姿勢や関節のバランスを整えることで、日常生活での負担を減らすことが可能です。 更年期の不調は「仕方ない」と我慢するものではありません。身体の変化を理解し、適切にケアすることで、快適な日常を取り戻すことができます。当院では、姿勢や呼吸を重視した整体を通して、腰痛や肩こりの改善をサポートしています。 お悩みの方はお気軽にご相談ください。