2025/11/17
こんにちは、たんぽぽ整骨院です。 スポーツや日常生活で多いケガ「足首の捻挫」。 実はこの捻挫、“放っておくとクセになる”ことがとても多いのをご存じですか? 捻挫が繰り返しやすい原因の多くは、靭帯そのものより 足部の関節(足根骨)と固有受容器の働きの低下 にあります。 ■ 捻挫がクセになる本当の理由 足首をひねると、靭帯だけでなく足部の細かな関節がわずかにズレます。 そこにある 固有受容器(身体の位置を脳へ伝えるセンサー) が正しく働かない状態になるため、 地面の感覚が鈍る バランスが崩れやすい 瞬時の反応が遅れ、またひねる といった悪循環が起こります。 さらに、痛みが軽くなると「治った」と勘違いしてしまい、 正しい回復ステップを踏まないまま日常に戻ることも再発の大きな原因です。 ■ 正しい回復ステップ(PEACE & LOVE) 近年はRICEよりも PEACE & LOVE が国際的に推奨されています。 急性期はまず PEACE を実践します。 ● P:Protection(保護) 無理に動かさず、痛みを悪化させないよう保護します。 ● E:Elevation(挙上) 患部を心臓より高くして腫れを軽減。 ● A:Avoid anti-inflammatory(抗炎症薬を避ける) 炎症は回復に必要。過度な消炎は自然治癒を妨げます。 ● C:Compression(圧迫) テーピングや包帯で適度な圧迫を加え、腫れを抑えます。 ● E:Education(教育) 過度な安静に偏らず、適切な回復プロセスを理解することが大切。 急性期を過ぎたら LOVE の段階へ。 ● L:Load(負荷) 痛みに応じて少しずつ荷重を再開。 ● O:Optimism(楽観) 心的ストレスは回復を遅らせるため、前向きな心が重要。 ● V:Vascularisation(血流改善) ウォーキングなどの軽運動で血流を活発に。 ● E:Exercise(運動) 関節可動域、バランス、筋力トレーニングを段階的に行う。 ■ 足根骨調整で再発を防ぐ たんぽぽ整骨院では、 足根骨のモビリゼーションで固有受容器を活性化し、足首の“センサー機能”を回復 させます。 さらに骨盤・体幹のバランスをトムソンテクニックで整え、 “捻挫後の歩き方のクセ”まで改善することで再発を大幅に減らします。 「何度もひねる」「不安定感が残る」という方は、放置せずご相談ください。 正しい回復ステップで、足首は必ず強く安定します。