ケガが治ったのに違和感が残る理由

2026/01/05

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 今回は怪我の回復後についてです。 「もう治ったはずなのに、 動かすと違和感がある」 このような相談は、 スポーツをしている方だけでなく、 日常生活の中でも多く聞かれます。 レントゲンやMRIで異常がなく、 炎症や腫れも引いている。 それでも違和感が残る理由は、 組織の回復と体の使い方が一致していないことにあります。 ケガをした直後、体は無意識に 「かばう動き」を覚えます。 これは痛みから身を守るために必要な反応ですが、 痛みが引いたあとも、この動きだけが残ることがあります。 その結果、 関節の動きに左右差が生じたり、 特定の筋肉だけが緊張しやすくなります。 また、見落とされやすいのが 神経の回復です。 関節や筋肉には、動きや位置を感じ取る 「感覚センサー」が存在します。 ケガによってこの感覚が鈍くなると、 力の入り方やタイミングがずれ、 違和感として残ります。 特に足首・膝・腰などは、 わずかな感覚のズレでも 動作の不安定さにつながります。 「痛くない=元通り」ではありません。 動き・感覚・全身の連動が戻ってこそ、 本当の意味で回復した状態と言えます。 当院では、 患部だけでなく、 神経バランスや全身の動きを評価し、 違和感が残りにくい体づくりを行っています。 違和感は、 体からの小さなサインです。 放置せず、早めに向き合うことが大切です。