2026/02/20
「最初は順調だったのに、途中から変わらない」 「痛みは半分まで減ったけど、そこから良くならない」 この“回復の頭打ち”はよくある現象です。 回復には段階があります。 ①炎症が落ち着く段階 ②組織が修復する段階 ③神経と動きが再学習される段階 多くの方は①②で止まってしまいます。 痛みが減ると「治った」と感じますが、実は③の“神経の再調整”が不十分だと、回復はそこで止まります。 外傷や慢性痛では、痛み刺激の影響で神経出力が抑制されたり、左右差が生まれたりします。また、関節や足部の固有受容器(位置センサー)の機能低下も起こります。 すると脳は「安全ではない」と判断し、筋出力を制限します。 これが“あと一歩”良くならない原因です。 さらに、かばい動作が続くと姿勢バランスが崩れ、回復途中の部位に再び負担がかかります。 「治りきらない状態」が固定化すると、慢性化につながります。 当院では、 ①神経バランスの評価 ②足部など末梢から感覚入力を整える ③骨盤・頸椎の調整 ④中枢神経への刺激 という流れで、回復を止めている“ブレーキ”を解除していきます。 回復が止まるのは、体がサボっているのではありません。 神経が慎重になっているだけです。 あと一歩の違和感がある方は、全身のバランスを見直すことが大切です。