噛み合わせと姿勢の関係 〜顎のズレが全身に影響する?〜

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2025/10/29

こんにちは、たんぽぽ整骨院です。 「肩こりや首の痛みがなかなか取れない」「姿勢が悪いと言われるけど原因がわからない」──そんなお悩みの背景に、“噛み合わせ”の問題が隠れていることがあります。 一見、歯や顎の話のように思えますが、実は噛み合わせは全身の姿勢バランスと深く関係しているのです。 ■ 顎のズレが全身バランスを乱す理由 人の頭部は約5〜6kgもあり、それを支えているのが首(頸椎)です。 もし左右どちらかの歯で噛む癖がある、あるいは顎が片側にずれていると、頭の重心が微妙に傾きます。 このわずかなズレを首・肩・背中・骨盤が補正しようとすることで、姿勢全体に歪みが生じます。 つまり、噛み合わせの乱れは「全身の歪みの出発点」になりうるのです。 実際、慢性的な肩こりや首こり、腰痛のある方の多くに、顎の左右差や咬筋(噛む筋肉)の緊張差が見られます。 ■ 神経のつながりから見た“噛み合わせ” 顎の動きには、「三叉神経」という脳神経が大きく関わっています。 この神経は顔や口だけでなく、頭部や首の感覚情報を脳に伝える重要なルートです。 噛み合わせがズレて顎関節にストレスがかかると、この神経の入力が乱れ、結果として首や肩の筋緊張、自律神経のアンバランスを引き起こすこともあります。 特に近年では、ストレスや食いしばり、スマホ姿勢などによって顎まわりに負担がかかり、顎関節症や姿勢不良を併発するケースも増えています。 ■ 噛み合わせと姿勢を整えるポイント 片噛みを避ける  食事の際、無意識に片側ばかり使っていないか意識してみましょう。  左右均等に使うことで筋肉バランスを整えられます。 正しい頭の位置を意識する  スマホやPC作業で顎が前に出る姿勢は要注意。  耳・肩・骨盤が一直線に並ぶ姿勢を心がけると、首や顎の負担が減ります。 ストレスによる食いしばりを緩和  就寝中や集中時に噛み締めが強くなる方は、深呼吸やリラックス法で緊張を和らげましょう。 ■ 整骨院でのアプローチ たんぽぽ整骨院では、顎関節や頸椎、骨盤の連動を考慮しながら全身のバランスを整えていきます。 足根骨からの固有受容器刺激で神経バランスを整え、頸部や後頭骨へのアプローチで中枢神経の調整も行います。 これにより、姿勢の安定・噛み合わせの左右差・首肩のこりなどが改善しやすくなります。 噛み合わせのズレは、見た目の問題だけでなく「体の軸」を崩す重要なサインです。 慢性的な肩こりや姿勢の歪みでお悩みの方は、ぜひ一度、顎と全身のつながりを見直してみてください。 たんぽぽ整骨院では、根本的なバランス改善を通じて、健康な身体づくりをサポートしています。