疲労が抜けないと外傷を起こしやすい?自律神経と回復力の話

  • HOME
  • お知らせ
  • 疲労が抜けないと外傷を起こしやすい?自律神経と回復力の話

2025/12/19

「最近ケガが増えた」 「疲れが抜けない状態で動いたら痛めた」 こうしたケースは、単なる不注意ではなく体の回復力低下が関係しています。 その中心にあるのが自律神経の乱れです。 疲労が溜まると体はどうなる? 体は本来、 休む(回復する) 動く(活動する) この切り替えを自律神経によって行っています。 しかし、 忙しさ 睡眠不足 ストレス 連日の運動 などが続くと、交感神経が優位な状態が続き、 回復モードに切り替わりにくくなります。 その結果、 筋肉や関節の修復が追いつかず、 疲労を抱えたまま体を動かすことになります。 疲労状態が外傷につながる理由 疲労が抜けない体では、 筋肉の柔軟性低下 関節の安定性低下 神経の反応遅れ が起こりやすくなります。 特に神経の反応が遅れると、 転びそうになった瞬間や急な動きに対して、 体がうまくブレーキをかけられません。 その結果、 捻挫・肉離れ・ぎっくり腰などの急性外傷が起こりやすくなります。 「いつも同じ場所をケガする」人の特徴 疲労が抜けない状態が続くと、 体は無意識に動きをかばうようになります。 すると、 ✔ 体の左右差が強くなる ✔ 特定の関節や筋肉に負担が集中する この状態で負荷がかかると、 毎回同じ場所を痛めるという悪循環に陥ります。 当院が重視している回復の視点 当院では、 神経バランス・左右差の評価 末梢(足部など)からの神経調整 骨盤・背骨を含めた全身調整 を通して、 「回復できる体」へ整えることを大切にしています。 痛みが出てからだけでなく、 「疲れが抜けない」という段階でのケアが、 外傷予防につながります。 まとめ 疲労が抜けない=回復力が低下している 自律神経の乱れは外傷リスクを高める 全身バランスの調整が再発防止の鍵 「最近ケガが多い」 それは体からの重要なサインかもしれません。