2026/02/02
「教科書通りの運動をしているのに痛い」 「フォームも合っていると言われた」 それでも症状が改善しない…。東金市でも、外傷後や慢性痛の方からよく聞く悩みです。実は、運動が“正しいかどうか”と、体が“受け入れられるかどうか”は別の話です。 私たちの体は、まず安全かどうかを最優先で判断します。たとえ理論的に正しい運動でも、脳や神経が「まだ危険かもしれない」と感じていれば、体は防御反応として痛みや違和感を出します。これは故障ではなく、ブレーキが働いている状態です。 特に外傷後は、痛み・恐怖・緊張がセットで記憶されやすくなります。そのため、以前と同じ動きや似たフォームでも、脳が「またあの時と同じだ」と判断すると、痛みが出ることがあります。これが、正しい運動なのに痛む大きな理由の一つです。 また、運動そのものが正しくても、体の土台が整っていない場合もあります。姿勢が不安定、呼吸が浅い、左右差が強い状態では、脳は安心できません。その結果、運動刺激が「回復」ではなく「ストレス」として処理されてしまいます。 さらに、「ちゃんとやらなきゃ」「痛くても我慢しないと」という意識も影響します。無理に動くほど体は緊張し、神経は過敏になります。正しさを優先するほど、体の安全センサーは逆に働いてしまうのです。 回復に必要なのは、正しい運動を増やすことではありません。安心してできる運動を積み重ねることです。痛みが出ない範囲で、体が受け入れられる刺激を増やしていくことで、脳は少しずつ警戒を解除します。その結果、同じ運動でも痛みが出なくなっていきます。 東金市で、外傷後や慢性痛のリハビリがうまくいかない方は、「運動が間違っている」と自分を責める必要はありません。今の体にとって、まだ早いだけかもしれないのです。