2026/02/16
「右足を捻挫したあと、左の腰が痛くなった」 「左肩を痛めた後、今度は右肩がつらい」 このようなケースは珍しくありません。 体は常に“左右のバランス”で成り立っています。 ケガをすると無意識に痛い側をかばい、反対側へ体重や負担を移します。これを代償動作といいます。 たとえば右足を痛めると、左足で支える時間が増えます。すると左の股関節や腰、背中の筋肉に負担が集中し、痛みへとつながります。 さらに重要なのが「神経のバランス」です。 痛みは神経を通じて脳へ伝わりますが、その過程で左右の神経活動に差が生まれることがあります。痛めた側は抑制され、反対側は過活動になりやすい状態です。 その結果、 ・筋緊張の左右差 ・可動域の差 ・姿勢の崩れ が起こり、反対側の痛みとして現れます。 また、足関節の捻挫後などは、足部の細かな可動制限や感覚入力の低下が残ることがあります。足裏からの感覚は姿勢制御に大きく関わるため、ここが乱れると全身バランスにも影響します。 「ケガが治った=体が元通り」ではありません。 当院では、左右の神経バランスを評価し、足部から中枢へと整えることで、姿勢全体を再構築していきます。 反対側の痛みは、体が出している“バランスのサイン”かもしれません。 繰り返さないためにも、一度全身の状態を確認することが大切です。