突き指の処置と甘く見ないための注意点

2025/07/30

こんにちは。 東金市のたんぽぽ整骨院です。今回は、誰もが一度は経験したことのある「突き指」について、その正しい処置と注意点をお伝えします。 「ただの突き指」と軽視していませんか? 突き指は、スポーツや日常生活の中で指に外力が加わって起きるケガです。 一見軽そうに見えても、靱帯損傷、腱断裂、脱臼や骨折などを伴っているケースもあります。 「そのうち治るだろう」と放置してしまうと、指が曲がったままになったり、動かしづらくなったりと、後遺症につながることもあります。 主な症状と見分け方 指の腫れ、熱感、赤み 内出血(青あざ) 動かした時の鋭い痛み 指の変形(脱臼や骨折がある場合) 指を動かせない、力が入らない これらの症状が見られたら、自己判断せずに適切な対応を行うことが大切です。 初期対応は「PEACE & LOVE」で 従来の「RICE処置」に代わって、**近年は「PEACE & LOVE」**という理論が国際的にも推奨されています。これは、ケガの回復をより促進する考え方です。 【PEACE(直後の対応)】 P=Protect(保護): 患部を安静に。無理に動かさない E=Elevate(挙上): 腫れを抑えるため、患部を心臓より高く A=Avoid anti-inflammatories(消炎鎮痛剤は避ける): 回復過程に必要な炎症を妨げないため C=Compress(圧迫): 軽くテーピングや包帯でサポート E=Educate(教育): ケガへの理解と正しい処置方法を知ることが大切 【LOVE(回復期の対応)】 L=Load(適度な負荷): 状態に応じて徐々に使い始める O=Optimism(前向きな思考): 回復を信じて取り組む V=Vascularisation(血流促進): 痛みが落ち着いたら循環を良くする運動を E=Exercise(運動): 関節の可動域と筋力回復のためのトレーニング この理論では「冷やしすぎない」「薬に頼りすぎない」など、自然治癒力と機能回復を重視しています。 たんぽぽ整骨院での対応 当院では、 問診・視診・触診による状態評価 必要に応じて整形外科と連携(骨折・脱臼の確認) テーピング固定や超音波、電療で炎症ケア 再発予防の指導やセルフエクササイズの提案 など、一人ひとりに合わせたケアを行っています。 甘く見ない!再発防止と予防のポイント ボール競技や接触スポーツでは、指への衝撃対策を 指先を使う動作のフォームを見直す 過去に突き指をした場所は再受傷しやすいため要注意 突き指は、軽傷と思いがちですが、早期の正しい対応が将来の機能回復を左右する大切なケガです。 「おかしいな」と思ったら、早めにご相談ください。たんぽぽ整骨院が全力でサポートいたします!