雨の日にケガが増える理由|気圧変化と関節の安定性

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2025/12/17

「雨の日に足をひねった」 「天気が悪い日にケガをしやすい気がする」 こうした声は少なくありません。 実は雨の日にケガが増えるのは気のせいではなく、体の反応が関係しています。 気圧が下がると体の中で何が起こる? 雨の日や台風前は気圧が低下します。 この変化は関節や筋肉、神経にも影響を与えます。 気圧が下がると、 体内の組織がわずかに膨張する 関節内の感覚がぼやける 神経の伝達が乱れやすくなる といった状態が起こりやすくなります。 関節の「安定感」が落ちる理由 関節は、骨・靭帯・筋肉だけでなく、 **関節の位置を感知する神経(固有受容器)**によって安定しています。 気圧の変化により、このセンサー情報が不安定になると、 関節の傾きやズレを瞬時に修正できず、 足首・膝・腰などに急な負荷がかかります。 その結果、 足首の捻挫 膝の違和感 急な腰の痛み といったケガが起こりやすくなります。 雨の日にケガをしやすい人の特徴 特に注意が必要なのは、 過去に捻挫やケガをしたことがある 左右差や姿勢の崩れがある 自律神経が乱れやすい という方です。 元々バランスが不安定な体は、 気圧変化という外的ストレスを受けると、 関節の安定性がさらに低下します。 当院の考えるケガ予防の視点 当院では、 神経バランス・左右差の評価 足部や関節の固有受容器へのアプローチ 骨盤・背骨を含めた全身調整 を行い、天候に左右されにくい体づくりを目指します。 局所だけでなく、 「体全体で関節を支える状態」を整えることが重要です。 まとめ 雨の日は気圧低下で関節の感覚が乱れやすい 関節の安定性低下がケガにつながる 全身バランスの調整が予防の鍵 「天気が悪いと不調が出る」 それは体からの大切なサインかもしれません。