2025/08/29
「しっかり寝たはずなのに疲れが取れない…」そんな経験はありませんか? 実は、睡眠はただ長くとれば良いというものではなく、その質が筋肉の回復や自律神経の安定に大きく関わっています。 私たちの身体は睡眠中に副交感神経が優位になり、筋肉や内臓の修復、ホルモンの分泌が行われます。特に成長ホルモンは、筋肉の回復・疲労物質の代謝・脂肪燃焼に深く関与しており、深い睡眠(ノンレム睡眠)の時間に最も多く分泌されます。つまり「深く眠れるかどうか」が翌日の回復力を左右しているのです。 しかし、姿勢の乱れや呼吸の浅さ、ストレスにより交感神経が優位のままだと、眠っても筋肉の緊張が抜けず、十分な回復が得られません。猫背や反り腰の状態では横隔膜の動きが制限され、呼吸が浅くなり、結果的に睡眠の質が低下してしまうのです。 睡眠の質を高めるためにおすすめなのは、 就寝前にスマホやPCのブルーライトを控える 軽いストレッチや呼吸法で副交感神経を優位にする 枕や寝具を身体に合ったものに調整する といった習慣です。 さらに当院では、整体で胸郭や骨盤を整えることで呼吸の深さを改善し、自律神経のバランスを整えるサポートを行っています。身体がリラックスできる状態を作ることで、睡眠の質は自然と向上し、筋肉の回復力も高まります。 「寝ても疲れが抜けない」という方は、生活習慣の見直しとあわせて、身体の歪みや呼吸の浅さを改善することが大切です。しっかりと休める身体を作り、日々の疲労をリセットしていきましょう。