2025/09/28
こんにちは、たんぽぽ整骨院です。 スポーツで多いケガの一つに「半月板損傷」があります。膝関節のクッションである半月板は、ジャンプや方向転換、急停止の動作で損傷しやすく、痛みや腫れ、引っかかり感を伴うことがあります。 半月板損傷の治療はすぐ手術? かつては損傷があると手術が第一選択とされることもありましたが、現在では保存療法(手術を行わない治療)で改善するケースも多く報告されています。特に軽度の損傷では、安静や炎症コントロール、リハビリによって十分な回復が見込めます。 初期対応と「PEACE&LOVE」 ケガ直後は、腫れや炎症が出やすいため、最新の外傷処置理論である PEACE&LOVE に基づいた対応が重要です。 P:Protection(保護) 無理に動かさない E:Elevation(挙上) 膝を心臓より高くする A:Avoid anti-inflammatory(抗炎症薬を乱用しない) C:Compression(圧迫) 軽いサポーターなどで腫れを抑える E:Education(教育) 正しい情報を知る さらにLOVEの過程では、早期からの適切な運動・楽観的な心構え・血流改善などが回復を後押しします。 リハビリのポイント 保存療法ではリハビリが欠かせません。 大腿四頭筋(太ももの前)やハムストリングの筋力強化 バランストレーニングで膝周囲の安定性を高める 体幹や股関節の動きを改善し、膝への負担を減らす これらを段階的に進めることで、膝の機能を守りながらスポーツ復帰を目指せます。 まとめ 半月板損傷=即手術ではなく、保存療法とリハビリで改善するケースも多いです。大切なのは、正しい初期対応と段階的なリハビリです。膝の違和感や痛みが長引く場合は、早めに専門家へご相談ください。たんぽぽ整骨院では、スポーツ復帰を安全にサポートするリハビリも行っています。