2025/11/07
こんにちは、東金市のたんぽぽ整骨院です。 今日は「足裏の感覚」と「姿勢・バランス」の意外な関係についてお話しします。 実は、私たちがまっすぐ立っていられるのは、足裏の感覚が常に脳に情報を送り続けているからです。 床の硬さ・傾き・体重のかかり方など、足裏から入る感覚(固有受容感覚)は、脳が姿勢を制御するための大切な“センサー”の役割を果たしています。 しかし、この足裏の感覚が鈍くなっている方がとても多いのです。 長時間の靴生活や、偏った立ち方・歩き方が続くと、足のアーチが崩れ、足底の筋肉や神経が正しく働きにくくなります。 その結果、脳への感覚入力が減り、体幹の安定性やバランス力が低下し、姿勢の崩れや疲れやすさにつながってしまいます。 機能神経学的に見ると、足裏の感覚刺激は「小脳」や「前庭系(平衡感覚を司る領域)」の働きを高めると言われています。 つまり、足裏を整えることは“脳を活性化する”ことにもつながるのです。 当院では、足根骨(足の細かい骨)のモビリゼーションを行い、固有受容器を活性化させることで神経の働きを整えます。 さらに、骨盤や背骨のアライメントを調整し、神経バランスを中枢からリセットする施術を組み合わせています。 これにより、「末梢から中枢」への神経循環がスムーズになり、自然と姿勢が安定しやすい状態へ導きます。 日常生活では、裸足で立ってみる、タオルギャザーなどの簡単な足裏トレーニングを取り入れることもおすすめです。 足元から体を整えることで、バランス感覚だけでなく、全身の軽さや集中力の変化を実感できるでしょう。 なんとなく姿勢が安定しない、片足立ちが苦手、歩くと疲れやすい――そんな方は、足裏の感覚が鈍っているサインかもしれません。 足元から神経バランスを整え、脳と体をつなぐ健康づくりを始めてみませんか?