2025/11/19
こんにちは、たんぽぽ整骨院です。 突然「ズキッ!」と腰に激痛が走り、動けなくなる―― いわゆる ぎっくり腰(急性腰痛)。 多くの方が「筋肉の問題」「腰の負担が溜まっただけ」と考えがちですが、 実は 神経バランスの乱れ が大きく関わっていることをご存じでしょうか? ■ ぎっくり腰の本当の原因は“神経の過緊張” 急性腰痛の多くは、筋肉や関節が突然壊れたわけではありません。 実際には、 自律神経のアンバランス 腰まわりの筋群を支配する神経の過緊張 身体の左右差による神経反射の偏り といった 神経系のトラブル が背景にあります。 特に、身体が疲れていたり睡眠不足が続くと、 交感神経が過剰に働き、筋肉が“常にブレーキを踏んだ状態”になります。 この状態でちょっとした動作(前屈・くしゃみなど)が加わると、 筋肉が一気にロックされ、激痛へとつながるのです。 ■ 当院が行う「神経バランス」からのアプローチ ● ① 末梢の固有受容器を整える 初回の評価で股関節開排テスト・肩の挙上テストを行い、 “左右どちらの神経が興奮しすぎているか” をチェックします。 神経が亢進している側の「足根骨」をやさしくモビリゼーションすることで、 固有受容器(身体の位置情報センサー)を正常化し、 神経の過緊張を落ち着かせます。 ● ② トムソンテクニックで骨盤・脊椎の連動を整える 急性腰痛では、骨盤・腰椎だけでなく 胸椎・頸椎まで連動が崩れていることが多いです。 当院ではドロップテーブルを用いて、負担をかけず安全にアライメントを調整します。 ● ③ 中枢のリセット(C2へのプレッシャー) 最後に、頸部2番への優しい刺激を加えることで 姿勢制御に関わる深部筋と中枢神経の反射を整えます。 これにより「痛みの戻り」が出にくい状態を作ります。 ■ ぎっくり腰は“癖づく”のではなく、神経が学習してしまう 適切に調整されないまま放置すると、 神経が「腰を守るために固めよう」と誤った反応を覚えてしまい、 再発の頻度が高くなります。 逆に言えば、 神経のバランスが整えば再発は大きく減らせる ということです。 ■ まとめ ぎっくり腰は、単なる腰の炎症や筋肉痛ではありません。 背景には必ず 神経システムの乱れ が存在します。 たんぽぽ整骨院では、 「末梢 → 姿勢 → 中枢」という機能神経学的に理にかなった流れで、 痛みをその場で和らげるだけでなく、 再発を防ぐ身体づくりまでサポートしています。 急な腰の痛みでお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。 早期調整が、その後の回復スピードを大きく変えます。