膝が痛いのは膝のせいとは限らない?股関節・足部との連鎖

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2025/12/06

「歩くと膝が痛い」「階段がつらい」「運動すると膝が不安定になる」 こうした膝の痛みは、実は 膝そのものが原因ではないケース がとても多いのをご存じでしょうか? 膝は身体の中でも“股関節と足首に挟まれた関節”であり、 この2つの動きの影響を大きく受けるため、膝だけの施術では改善しづらいのです。 ◆ 股関節の動きが悪いと膝にねじれが集中する 股関節は本来、前後・左右・回旋と大きく動く関節です。 しかしデスクワークや運動不足で股関節が硬くなると、 本来股関節で吸収されるはずの負担が 膝に流れ込みます。 特に多いのは以下のパターン: 内股・外股が強い 膝が内側に入る(Knee-in) 片足立ちでバランスが取れない 股関節がスムーズに動かないと、膝に過剰なねじれがかかり、痛みの原因になります。 ◆ 足部の歪み(アーチの崩れ)は膝の角度を変える 足のアーチが落ちる(偏平足・過回内)と、膝が内側に傾き“X脚気味”になります。 この状態では膝の内側の靭帯や半月板、外側の筋膜に必要以上のストレスがかかります。 当院では、足根骨のモビリゼーションで 固有受容器(身体の位置情報センサー)を正常化し、 膝に負担が集まりにくい立ち方へ導きます。 ◆ 膝痛は「神経のバランス」も深く関係 膝が痛い人の多くは、 股関節まわりや足部の固有受容器が乱れ、 左右の神経反射にアンバランスが起きています。 当院では ① 足部(末梢)の調整 ② 骨盤・胸椎の調整(姿勢) ③ C2へのプレッシャー(中枢) という順序で神経を整え、膝が正常な動きを取り戻す環境をつくります。 ◆ 膝だけ施術しても改善しづらい理由 膝は“中間の関節”であり、単独で痛みが出ることは少ないです。 股関節や足部が整うと、膝の負担は大きく減り、痛みの再発も防ぎやすくなります。 「膝を治したいのに、股関節や足首も診るんですね」 と驚く方は多いですが、これが本当の根本改善。 膝の痛みが続いている方は、ぜひ一度ご相談ください。