冬季の部活やトレーニングにおける故障の予防と対策

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2025/12/13

こんにちは、たんぽぽ整骨院です。 冬になると 「肉離れや捻挫が増えた」 「同じ練習量なのにケガをしやすい」 「練習後に痛みが残りやすい」 といった相談が増えてきます。 冬の故障は“気合不足”や“体が硬いから”ではなく、 季節特有の身体反応が大きく関係しています。 ■ 冬は筋肉・関節・神経が動きにくい 寒さが強くなると、身体は防御反応として ✔ 筋肉が硬くなる ✔ 関節の可動域が下がる ✔ 交感神経が優位になりやすい という状態になります。 この状態で、夏と同じ感覚で動くと 筋肉や腱に一気に負荷がかかり、 肉離れ・捻挫・腰痛・膝痛などの故障につながります。 ■ ウォーミングアップ不足が最大の落とし穴 冬場に多いのが 「時間がないから軽く動いてすぐ練習」 というケース。 しかし冬は 筋温が上がるまでに夏の2〜3倍の時間が必要とも言われます。 特に重要なのは ● 足首・股関節 ● 胸椎(背中) ● 肩甲帯 これらが硬いままだと、力が末端に集中しやすくなります。 ■ 冬は“神経の準備”も必要 冬の故障は、筋肉だけでなく 神経の反応スピード低下も関係しています。 寒さ・疲労・睡眠不足が重なると 身体の位置情報を伝える固有受容器の働きが鈍くなり、 着地ミスや踏み外しが増えます。 「いつもなら平気な動き」でケガをするのは、このためです。 ■ 当院が考える冬の故障予防 たんぽぽ整骨院では、 故障予防のポイントを次のように考えています。 ① 末梢(足部)の感覚入力を整える  足首・足裏の反応が鈍いと、全身の動きが乱れます。 ② 胸椎・骨盤の可動性を確保  力を分散させ、特定部位への負担を減らします。 ③ 呼吸を使った体幹安定  腹圧が入ることで、動作中のケガを防ぎます。 ④ 神経の左右差をチェックし、調整  左右差がある状態でのトレーニングは故障リスクが高まります。 冬は「鍛える前に整える」ことが何より重要です。 ■ まとめ 冬季の部活・トレーニングでは ✔ 気温 ✔ 自律神経 ✔ 神経反応 を考慮した身体づくりが欠かせません。 痛みが出てから対処するのではなく、 ケガをしにくい身体をつくる冬にしていきましょう。 お子さまのコンディション管理でお悩みの方も、 お気軽にご相談ください。