ぎっくり腰は“外傷”なのか?急性腰痛の本当の正体

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2025/12/21

重いものを持った瞬間、顔を洗おうと前かがみになった瞬間に起こる「ぎっくり腰」。 多くの方が「急にやったケガ」と感じますが、 本当にぎっくり腰は外傷なのでしょうか? 実は、ぎっくり腰の多くは **突然起こったように見える“蓄積型のトラブル”**です。 ぎっくり腰は「最後の一動作」で起こる ぎっくり腰は、その瞬間の動作が原因と思われがちですが、実際にはその前から 疲労の蓄積 姿勢の崩れ 筋肉や関節の硬さ 神経の反応低下 といった状態が積み重なっています。 そして、日常の何気ない動作が **引き金(トリガー)**となって発症します。 なぜ動けなくなるほど痛くなるのか? 急性腰痛では、腰周囲の筋肉や関節に強い防御反応が起こります。 これは体が 「これ以上動くと危険」と判断し、 神経を通じて強制的にブレーキをかけている状態です。 そのため、 骨や筋肉が大きく壊れていなくても動けないほどの痛みが出ることがあります。 ぎっくり腰を起こしやすい体の特徴 ぎっくり腰を繰り返す方には、 骨盤や背骨の動きの偏り 股関節の硬さ 左右差の強さ 自律神経の乱れ といった共通点が見られます。 腰だけでなく、体全体のバランスが崩れていることで、腰に負担が集中してしまうのです。 当院が考える急性腰痛への対応 当院では、 神経バランスや体の反応を評価 腰以外の関連部位(骨盤・股関節・足部)への調整 再発を防ぐ体の使い方の指導 を重視しています。 ぎっくり腰は 「一度きりのケガ」で終わらせることが重要です。 まとめ ぎっくり腰は単なる外傷ではない 蓄積した負担の結果として起こる 全身バランスの調整が再発防止の鍵 突然の腰痛こそ、体を見直すタイミングかもしれません。