2026/03/09
「朝起きたときだけ腰が痛い」 「動き出すと楽になるけど、最初の一歩がつらい」 このような“起床時の痛み”を訴える方は多くいらっしゃいます。 実はこの症状には、いくつかの体の仕組みが関係しています。 まず関係するのが睡眠中の血流です。 寝ている間は体の動きが少なく、筋肉や関節の血流が低下しやすくなります。 すると筋肉や筋膜がこわばり、起きた直後に動かしたとき痛みを感じやすくなります。 少し動くと痛みが軽くなるのは、血流が改善するためです。 次に関係するのが寝姿勢による負担です。 同じ姿勢で長時間寝ていると、特定の関節や筋肉に圧力がかかり続けます。 特に骨盤や背骨のバランスが崩れていると、寝ている間にも偏った負担がかかりやすくなります。 さらに重要なのが神経と自律神経の状態です。 睡眠中は副交感神経が優位になり、体は回復モードに入ります。 しかし神経バランスが乱れていると、起床時に筋出力がうまく入らず、体がスムーズに動き出せないことがあります。 また、関節や足部にある固有受容器(体の位置センサー)の働きが低下していると、脳が体の状態を正確に把握できず、動き出しにブレーキがかかることがあります。 その結果、 ✔ 朝だけ痛い ✔ 動き始めがつらい ✔ 少し動くと楽になる といった症状が起こります。 当院では、股関節や肩のテストで神経バランスを確認し、足部から感覚入力を整え、骨盤や頸椎の調整を行います。 末梢から中枢へ神経の働きを整えることで、体がスムーズに動き出せる状態を目指します。 朝の痛みは、体のバランスが崩れているサインかもしれません。 繰り返す場合は、一度全身の状態を確認することをおすすめします。