2026/03/21
「ケガは治ったのに踏ん張れない」 「力を入れた瞬間に抜ける感じがする」 このような症状は、外傷後によくみられる状態です。 実はこれは単なる筋力低下ではなく、神経と体の機能の問題が関係しています。 ① 痛みによる神経の抑制 ケガをすると、体は患部を守るために働きます。 その一つが、筋肉への指令を弱める反応です。 これは「これ以上使わないようにする」ための防御反応で、 ・力が入りにくい ・踏ん張れない ・瞬間的に力が抜ける といった状態が起こります。 ② 関節のセンサー機能の低下 関節には「固有受容器」というセンサーがあり、 ・位置 ・動き ・力の入り具合 を脳に伝えています。 ケガによってこのセンサー機能が低下すると、 体は正確な力のコントロールができなくなります。 その結果、 踏ん張るタイミングで力がうまく入らない状態になります。 ③ 動きのクセによるバランスの崩れ ケガの後は無意識に ・かばう動き ・左右差のある使い方 ・別の筋肉への依存 が起こります。 これにより本来使うべき筋肉が働かなくなり、 踏ん張る動作で力が発揮できなくなります。 「筋トレだけ」では改善しない理由 このような状態は単純な筋力低下ではないため、 ・神経の働き ・関節の感覚 ・体のバランス が整っていないまま筋トレをしても、 十分な改善につながらないことがあります。 外傷後の回復で重要なポイント 踏ん張れない状態を改善するには ・神経の働きを整える ・関節の感覚を回復させる ・正しい動きを再学習する ことが重要です。 ケガの後に 「力が抜ける感じがする」 「踏ん張れない」 「不安定感がある」 といった症状がある場合は、体の機能が完全に回復していない可能性があります。 再発予防のためにも、早めのケアをおすすめします。