お知らせ - パート 4

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足裏の感覚が脳を活性化する?〜バランス力と姿勢の関係〜

2025/11/07

こんにちは、東金市のたんぽぽ整骨院です。 今日は「足裏の感覚」と「姿勢・バランス」の意外な関係についてお話しします。 実は、私たちがまっすぐ立っていられるのは、足裏の感覚が常に脳に情報を送り続けているからです。 床の硬さ・傾き・体重のかかり方など、足裏から入る感覚(固有受容感覚)は、脳が姿勢を制御するための大切な“センサー”の役割を果たしています。 しかし、この足裏の感覚が鈍くなっている方がとても多いのです。 長時間の靴生活や、偏った立ち方・歩き方が続くと、足のアーチが崩れ、足底の筋肉や神経が正しく働きにくくなります。 その結果、脳への感覚入力が減り、体幹の安定性やバランス力が低下し、姿勢の崩れや疲れやすさにつながってしまいます。 機能神経学的に見ると、足裏の感覚刺激は「小脳」や「前庭系(平衡感覚を司る領域)」の働きを高めると言われています。 つまり、足裏を整えることは“脳を活性化する”ことにもつながるのです。 当院では、足根骨(足の細かい骨)のモビリゼーションを行い、固有受容器を活性化させることで神経の働きを整えます。 さらに、骨盤や背骨のアライメントを調整し、神経バランスを中枢からリセットする施術を組み合わせています。 これにより、「末梢から中枢」への神経循環がスムーズになり、自然と姿勢が安定しやすい状態へ導きます。 日常生活では、裸足で立ってみる、タオルギャザーなどの簡単な足裏トレーニングを取り入れることもおすすめです。 足元から体を整えることで、バランス感覚だけでなく、全身の軽さや集中力の変化を実感できるでしょう。 なんとなく姿勢が安定しない、片足立ちが苦手、歩くと疲れやすい――そんな方は、足裏の感覚が鈍っているサインかもしれません。 足元から神経バランスを整え、脳と体をつなぐ健康づくりを始めてみませんか?

「なんとなく不調」は神経バランスの乱れ?〜体のサインを見逃さない〜

2025/11/05

こんにちは。東金市のたんぽぽ整骨院です。 「病院で検査しても異常がないのに、体がだるい」「朝からなんとなく調子が出ない」「肩や腰が重い」──そんな“なんとなく不調”を感じていませんか? 実はこの状態、神経バランスの乱れが関係していることが多いのです。 ● 神経バランスとは? 私たちの体は「自律神経」と「体性神経」によって細かくコントロールされています。 自律神経は、心拍・呼吸・消化・体温調節などを自動で調整し、体性神経は筋肉や関節の動きを支配しています。 この2つは密接に連携しており、どちらかが乱れると全身の機能が低下してしまいます。 たとえば、ストレスや睡眠不足、長時間のデスクワークなどが続くと、交感神経が過剰に優位になります。 すると血流が悪くなり、筋肉が緊張し、疲労感や頭痛、肩こりなどの“なんとなく不調”が現れます。 ● 「神経バランスの乱れ」が起こる背景 神経の働きは、体のさまざまな感覚情報によって調整されています。 その中でも重要なのが「固有受容器(こゆうじゅようき)」と呼ばれるセンサー。 これは筋肉や関節、足裏などに存在し、体の位置や動きを脳へ伝える役割を持っています。 このセンサーが偏って働くと、脳が体の状態を正確に把握できず、姿勢や筋緊張のコントロールが乱れます。 結果として、「姿勢の歪み」「片側の筋肉の張り」「慢性的な疲れ」などが出てくるのです。 機能神経学的に見ると、このような状態は「末梢からの情報入力のアンバランス」によって起こります。 つまり、体の使い方や感覚の偏りが、神経の働きの偏りを生み、不調へとつながるのです。 ● 体からのサインを見逃さないために 神経バランスの乱れは、初期段階では痛みとして現れにくいのが特徴です。 しかし次のようなサインが見られたら、体が「助けて」と言っているサインかもしれません。 朝起きても疲れが取れない 頭がぼーっとする、集中できない 体が重く、やる気が出ない 肩・首のコリが左右どちらかに偏る 呼吸が浅く感じる これらは、神経がうまくリセットできていない可能性を示しています。 ● 当院のアプローチ たんぽぽ整骨院では、神経バランスを整えるために、 足根骨のモビリゼーションで固有受容器を刺激 トムソンテクニックによる骨盤・頸椎・後頭骨の調整 胸椎のサブラクセーションへのドロップ矯正 C2へのプレッシャー刺激による中枢リセット という流れで、末梢から中枢へ神経機能を整える施術を行っています。 これにより、体の感覚情報が正しく脳へ伝わり、自律神経や筋骨格のバランスが回復していきます。 ● まとめ 「なんとなく不調」は決して気のせいではありません。 体は常にバランスを取りながら働いており、その微妙なズレが不調という形でサインを出しているのです。 早めに整えることで、慢性化を防ぎ、毎日を軽やかに過ごせるようになります。 少しでも「最近、調子が出ないな」と感じたら、ぜひ一度ご相談ください。

肩甲骨の動きが悪い人の共通点〜デスクワークと呼吸の関係〜

2025/11/03

こんにちは。東金市のたんぽぽ整骨院です。 「肩が重い」「背中が張る」「肩甲骨がゴリゴリする」──そんなお悩みを抱える方は多いのではないでしょうか。 実はその原因、“肩そのもの”ではなく、呼吸や姿勢に関係していることが多いのです。 ● 肩甲骨の動きが悪くなる理由 肩甲骨は、背中の上で“浮いている骨”です。肋骨の上を滑るように動き、腕を上げる・回すといった動作を支えています。 しかしデスクワークが長くなると、背中が丸まり、肋骨が広がりにくい状態になります。 この姿勢では肩甲骨が肋骨に張り付き、動きが制限されてしまうのです。 さらに、パソコンやスマホを見る時間が長いと、頭が前に出て首の筋肉が緊張。 その結果、肩甲骨を動かすための“土台”となる胸郭(肋骨まわり)の柔軟性が失われ、慢性的なコリや痛みが起きやすくなります。 ● 呼吸との関係 呼吸は、肩甲骨の動きと深くつながっています。 息を吸うときには肋骨が広がり、同時に肩甲骨はわずかに外転(外側へ開く)します。 しかし、浅い胸式呼吸が続くと、肋骨の動きが乏しくなり、肩甲骨も固まりがちになります。 また、交感神経が優位になりやすいデスクワーク環境では、呼吸が自然と浅くなります。 この状態が続くと、体は“緊張モード”のままになり、肩甲骨周りの筋肉(特に前鋸筋や菱形筋など)がうまく働かなくなるのです。 機能神経学的に見ると、呼吸の浅さは脳幹レベルでの自律神経バランスに影響を与え、 体幹の安定性や姿勢制御に関わる筋群の働きを弱めます。 つまり、「呼吸が浅い=体幹が不安定=肩甲骨が動かない」という悪循環が起きてしまうのです。 ● 肩甲骨を動かすためのポイント 肩甲骨の動きを良くするには、筋トレよりもまず呼吸と姿勢を整えることが大切です。 深い呼吸を意識する 胸ではなくお腹を膨らませるように息を吸い、吐くときに肋骨をしっかり閉じる。 これを数回繰り返すだけでも胸郭の動きが改善します。 座り姿勢の見直し 骨盤を立てて座り、背もたれに頼りすぎないようにすることで、自然と胸が開きやすくなります。 肩甲骨の軽い動き 肩をすくめてストンと下ろす、肩甲骨を寄せる・開くなど、呼吸に合わせた小さな動きを取り入れるのもおすすめです。 ● まとめ 肩甲骨の動きが悪い人の多くは、「姿勢が崩れ」「呼吸が浅く」「胸郭が硬い」という共通点を持っています。 そのため、肩だけをほぐしても一時的な改善にとどまってしまいます。 たんぽぽ整骨院では、呼吸や肋骨の動き、神経バランスまで含めたアプローチで、肩甲骨の可動性を根本から回復させます。 「ストレッチしても肩が軽くならない」「背中の張りが取れない」という方は、ぜひ一度ご相談ください。

片足重心がもたらす全身の歪み〜日常動作が痛みを生む?〜

2025/11/02

こんにちは。東金市のたんぽぽ整骨院です。 日常の立ち姿を思い出してみてください。気づけば、いつも同じ足に体重をかけていませんか? 「楽な姿勢」と思っていても、その“片足重心”が、実は身体の歪みや痛みを引き起こす大きな要因になるのです。 ● 片足重心がもたらす身体の変化 人は本来、左右の足でバランスよく体重を支えることで、骨盤や背骨、筋肉に均等な負荷がかかるようにできています。 しかし、どちらか一方の足に重心をかけるクセが続くと、骨盤が傾き、背骨のカーブにも左右差が生まれます。 その結果、 腰や股関節の痛み 肩の高さの違い 膝・足首のねじれ など、全身に歪みが波及していきます。 特に多いのは、骨盤が片方に下がることで反対側の腰や背中が張り、慢性的な腰痛に発展するケースです。 ● なぜ“クセ”が抜けにくいのか 片足重心は、無意識のうちに「使いやすい側」「安定しやすい側」に体が偏っている状態です。 これは筋肉のバランスや足のアーチ、股関節の可動性などが関係しています。 たとえば、片側の股関節が硬いと、反対側の足で立つクセがつき、骨盤のねじれが固定されやすくなります。 この“無意識の偏り”が、姿勢の歪みを慢性化させてしまうのです。 ● 放っておくとどうなる? 片足重心の状態が続くと、身体は「傾いたままでもバランスを取ろう」として、筋肉や関節が余分な働きを強いられます。 結果として、 肩こりや首の痛み 片側だけの腰痛 膝や足首の痛み 猫背や反り腰の悪化 といったトラブルにつながります。 一見、局所の痛みに見えても、原因は“全身のバランス”にあるケースが多いのです。 ● 改善のポイント 片足重心を改善するためには、まず「自分の重心のクセ」を知ることが大切です。 鏡の前で立って、肩や骨盤の高さ、つま先の向きをチェックしてみましょう。 たんぽぽ整骨院では、 骨盤・背骨のバランス評価 足のアーチや股関節の可動チェック ファシア(筋膜)を通じた全身の連動改善 正しい立ち方・歩き方の指導 などを行い、根本的なバランス回復をサポートしています。 ● まとめ 片足重心は、日常動作の“ちょっとしたクセ”から始まります。 しかし、それが積み重なると、全身の歪みや痛みを引き起こす原因に。 左右のバランスを整えることは、健康的な姿勢と快適な動作への第一歩です。 「いつも同じ足に体重をかけているかも…」と思った方は、ぜひ一度たんぽぽ整骨院へご相談ください。

背中のハリ・痛みの正体〜呼吸筋と姿勢の関係を探る〜

2025/10/31

「背中が張ってつらい」「肩甲骨の間が痛い」──こうした訴えは多くの方に見られます。 しかし、その原因は“筋肉のこり”だけではありません。実は「呼吸の仕方」や「姿勢の崩れ」が深く関わっているのです。 ● 背中を支える“呼吸筋”とは 呼吸のたびに動くのは肺ではなく、肺を取り囲む筋肉たちです。代表的なのは「横隔膜」「肋間筋」「前鋸筋」「広背筋」など。 これらの筋肉は、息を吸う・吐くたびに胸郭(肋骨まわり)を拡げたり締めたりして呼吸を助けています。 ところが、デスクワークやスマホ姿勢などで背中が丸まると、肋骨の動きが制限され、呼吸筋が硬くなります。 すると、呼吸が浅くなり酸素の供給が減るだけでなく、背中の筋肉に「常に力が入った状態」が続いてしまうのです。 ● 姿勢と呼吸の悪循環 猫背姿勢になると、頭が前に出て胸郭がつぶれます。 この状態では横隔膜が十分に動けず、呼吸が浅くなるため、身体は「補助呼吸筋」と呼ばれる首や肩、背中の筋肉を使って呼吸を助けようとします。 結果的に、肩や背中の筋肉が過緊張し、ハリや痛みにつながってしまうのです。 また、呼吸が浅くなると自律神経のバランスも乱れやすくなり、「常に緊張モード(交感神経優位)」が続きます。これも筋肉のこりや痛みを強める要因の一つです。 ● 改善のカギは“呼吸を取り戻す”こと 背中のハリを解消するためには、単にマッサージで筋肉をほぐすだけでなく、 「呼吸筋をしっかり動かせる身体」を取り戻すことが大切です。 たんぽぽ整骨院では、 背中や肋骨まわりのファシア(筋膜)調整 横隔膜の可動性を高める呼吸アプローチ 胸郭を拡げる姿勢矯正 などを組み合わせ、「呼吸と姿勢の連動」を整えていきます。 背中のハリが続く方の多くは、“筋肉そのものの問題”よりも“使い方のクセ”が根本原因です。 呼吸が深くなり、胸郭が自由に動くようになると、背中のハリも自然と軽くなります。 ● まとめ 背中のハリや痛みの正体は、呼吸と姿勢の乱れによる「呼吸筋の疲労」。 深い呼吸ができる身体を取り戻すことで、痛みのない、軽やかな背中を手に入れることができます。 慢性的な背中のハリでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。 呼吸を整え、姿勢を整え、身体の内側から軽くしていきましょう。

噛み合わせと姿勢の関係 〜顎のズレが全身に影響する?〜

2025/10/29

こんにちは、たんぽぽ整骨院です。 「肩こりや首の痛みがなかなか取れない」「姿勢が悪いと言われるけど原因がわからない」──そんなお悩みの背景に、“噛み合わせ”の問題が隠れていることがあります。 一見、歯や顎の話のように思えますが、実は噛み合わせは全身の姿勢バランスと深く関係しているのです。 ■ 顎のズレが全身バランスを乱す理由 人の頭部は約5〜6kgもあり、それを支えているのが首(頸椎)です。 もし左右どちらかの歯で噛む癖がある、あるいは顎が片側にずれていると、頭の重心が微妙に傾きます。 このわずかなズレを首・肩・背中・骨盤が補正しようとすることで、姿勢全体に歪みが生じます。 つまり、噛み合わせの乱れは「全身の歪みの出発点」になりうるのです。 実際、慢性的な肩こりや首こり、腰痛のある方の多くに、顎の左右差や咬筋(噛む筋肉)の緊張差が見られます。 ■ 神経のつながりから見た“噛み合わせ” 顎の動きには、「三叉神経」という脳神経が大きく関わっています。 この神経は顔や口だけでなく、頭部や首の感覚情報を脳に伝える重要なルートです。 噛み合わせがズレて顎関節にストレスがかかると、この神経の入力が乱れ、結果として首や肩の筋緊張、自律神経のアンバランスを引き起こすこともあります。 特に近年では、ストレスや食いしばり、スマホ姿勢などによって顎まわりに負担がかかり、顎関節症や姿勢不良を併発するケースも増えています。 ■ 噛み合わせと姿勢を整えるポイント 片噛みを避ける  食事の際、無意識に片側ばかり使っていないか意識してみましょう。  左右均等に使うことで筋肉バランスを整えられます。 正しい頭の位置を意識する  スマホやPC作業で顎が前に出る姿勢は要注意。  耳・肩・骨盤が一直線に並ぶ姿勢を心がけると、首や顎の負担が減ります。 ストレスによる食いしばりを緩和  就寝中や集中時に噛み締めが強くなる方は、深呼吸やリラックス法で緊張を和らげましょう。 ■ 整骨院でのアプローチ たんぽぽ整骨院では、顎関節や頸椎、骨盤の連動を考慮しながら全身のバランスを整えていきます。 足根骨からの固有受容器刺激で神経バランスを整え、頸部や後頭骨へのアプローチで中枢神経の調整も行います。 これにより、姿勢の安定・噛み合わせの左右差・首肩のこりなどが改善しやすくなります。 噛み合わせのズレは、見た目の問題だけでなく「体の軸」を崩す重要なサインです。 慢性的な肩こりや姿勢の歪みでお悩みの方は、ぜひ一度、顎と全身のつながりを見直してみてください。 たんぽぽ整骨院では、根本的なバランス改善を通じて、健康な身体づくりをサポートしています。

足のむくみと骨盤の歪みの関係 〜循環不良の意外な原因〜

2025/10/27

こんにちは、たんぽぽ整骨院です。 「夕方になると足がパンパン」「朝はスッキリしても昼には重だるい」──そんな“足のむくみ”に悩んでいませんか? 多くの方は水分や塩分の摂りすぎを原因に考えがちですが、実は骨盤の歪みが大きく関わっているケースも少なくありません。 ■ 骨盤の歪みが血液やリンパの流れを妨げる 骨盤は、体の中心で上半身と下半身をつなぐ「循環のハブ」ともいえる部分です。 この骨盤が前傾・後傾・ねじれなどで歪むと、周囲を通る血管やリンパ管が圧迫され、下肢の循環が悪くなります。 結果として、足に老廃物や余分な水分が溜まりやすくなり、むくみや冷え、重だるさが起こるのです。 特にデスクワークや立ち仕事など、長時間同じ姿勢を続ける方は注意が必要です。 同じ筋肉ばかりが使われることで、**骨盤の安定を保つ筋肉(腸腰筋・中殿筋など)**がアンバランスになり、歪みを助長します。 ■ 骨盤の歪みと自律神経の関係 骨盤の内部には自律神経が多く分布しています。 歪みによって内臓の位置が変化すると、腸や子宮などの働きが低下し、代謝や排泄機能にも悪影響を及ぼします。 その結果、体内の循環がさらに滞り、むくみが慢性化することもあります。 このように、骨盤の歪みは「構造的な問題」と「神経・内臓機能の問題」の両面から、足のむくみに関係しているのです。 ■ セルフケアでできること 骨盤を立てる意識を持つ  椅子に座るときは、骨盤を後ろに倒さず“坐骨で座る”よう意識しましょう。  背筋を軽く伸ばすことで、骨盤と背骨のアライメント(整列)が整い、下半身への負担が軽減します。 足首をこまめに動かす  足首を回したり、つま先立ちをしたりすることで、ふくらはぎの筋肉(第二の心臓)が働き、血流が促進されます。 深呼吸を取り入れる  呼吸により横隔膜が動くことで、骨盤内のリンパや静脈の流れが改善します。  特に「息をゆっくり吐く」ことを意識すると、自律神経のバランスも整いやすくなります。 ■ 整骨院でのアプローチ たんぽぽ整骨院では、骨盤や下肢のアライメントを整えることで、血液・リンパ・神経の流れをスムーズにする施術を行っています。 足根骨のモビリゼーションで固有受容器を刺激し、神経のバランスを整えたうえで、骨盤の位置を正し、全身の循環を改善します。 むくみだけでなく、「冷え」「だるさ」「姿勢の崩れ」などにも効果的です。 足のむくみは“下半身の問題”と思われがちですが、実は骨盤から全身のバランスが崩れているサインでもあります。 慢性的なむくみや疲れが気になる方は、ぜひ一度、骨盤の状態を見直してみてください。 たんぽぽ整骨院では、体の根本から健康を取り戻すサポートを行っています。

自律神経を整える“朝のルーティン”〜1日のスタートで体が変わる〜

2025/10/26

朝起きた時、「なんとなく体が重い」「頭がスッキリしない」「気分が上がらない」――そんな状態で1日をスタートしていませんか? それは単なる寝不足や疲れではなく、自律神経の切り替えが上手くいっていないサインかもしれません。 自律神経には、活動時に働く「交感神経」と、休息時に働く「副交感神経」があります。 寝ている間は副交感神経が優位ですが、朝は本来、交感神経へスムーズに切り替わることで、体温が上がり、頭が働き、体が動きやすくなります。 しかし現代人は、夜遅くまでスマホやパソコンの光を浴びたり、睡眠の質が低下していたりすることで、この“切り替えスイッチ”がうまく作動しにくくなっているのです。 ここでおすすめしたいのが、朝の自律神経を整えるルーティンです。 実はちょっとした習慣を取り入れるだけで、1日のパフォーマンスや疲れ方が大きく変わります。 ① 朝日を浴びる 朝起きてすぐにカーテンを開け、太陽の光を浴びることで、「体内時計」がリセットされます。 光の刺激は視神経を通して脳の視交叉上核に伝わり、**セロトニン(幸せホルモン)**の分泌を促します。 これは交感神経のスイッチを入れるためにも重要なプロセスです。 ② 深呼吸+胸郭のストレッチ 寝起きは呼吸が浅くなりがちです。 胸を開くように両手を大きく広げて深呼吸を数回行うだけでも、横隔膜が刺激され副交感神経と交感神経のバランスが整います。 整体でも重要視する胸郭の柔軟性が高まることで、脳への酸素供給もスムーズになります。 ③ 足裏刺激で神経を活性化 足の裏には多くの固有受容器(身体の位置を感じ取るセンサー)が存在します。 朝、床に立って軽く足踏みしたり、足指を動かしたりすることで、脳の覚醒を促し、体全体のバランス感覚を整えることができます。 整骨院の施術でも、「末梢から中枢へ刺激を伝える」ことを重視していますが、これもまさにその考え方です。 ④ 水を一杯飲む 寝ている間に体はコップ1杯分ほどの水分を失います。 朝の水分補給は、血流を改善し、代謝を高め、内臓のスイッチを入れる大切なステップです。 冷たい水ではなく、常温の水をゆっくり飲むのがおすすめです。 ⑤ 軽い体操やウォーキング 朝から激しい運動をする必要はありません。 肩を回す、股関節を動かす、背伸びをするなど軽い体操を1〜2分行うだけでも、**神経と筋肉の連携(運動神経の同調)**がスムーズになります。 こうしたリズム運動は、脳の前庭系(バランスを司る神経系)を活性化し、姿勢にも良い影響を与えます。 朝のルーティンは“自律神経の整え方の基本”です。 体を無理に動かすのではなく、「感覚を目覚めさせる」ことが大切。 この積み重ねが、日中の集中力アップ・肩こりや頭痛の軽減・夜の快眠へとつながります。 たんぽぽ整骨院では、呼吸・姿勢・神経バランスの観点から、あなたの体が自然に整うサポートを行っています。 「朝から体が重い」「寝ても疲れが取れない」という方は、ぜひ一度ご相談ください。

肋骨の動きと呼吸の質〜胸郭の柔軟性が健康のカギ〜

2025/10/24

「深呼吸しても胸が広がらない」「呼吸が浅くて疲れやすい」 そんなお悩みを感じたことはありませんか? その原因、実は肋骨の動きの悪さにあるかもしれません。 呼吸というと、肺が動いて空気を出し入れしているイメージが強いですが、実際に“動いている”のは肋骨と胸郭です。 肺自体は自ら動くことができないため、肋骨が上下に広がることで、肺に空気を取り込むスペースをつくっています。 つまり、肋骨が硬くなると、呼吸そのものの質が落ちてしまうのです。 胸郭は12対の肋骨と胸椎、そして胸骨によって構成されています。 その動きには主に2つのパターンがあり、 ・上部肋骨は「ポンプハンドル運動」(前後方向の動き) ・下部肋骨は「バケットハンドル運動」(横方向の動き) と呼ばれています。 この2つの動きがスムーズに行われることで、胸郭が立体的に広がり、深く安定した呼吸が可能になります。 しかし、長時間のデスクワークや猫背姿勢、ストレスによる浅い呼吸が続くと、胸郭周囲の筋肉(肋間筋・斜角筋・小胸筋など)が硬くなり、肋骨の可動性が低下します。 その結果、呼吸が浅くなり、酸素供給が減少。 自律神経のバランスも乱れやすく、疲労感・頭痛・肩こり・集中力低下といった不調を引き起こします。 機能神経学的に見ると、呼吸のリズムは脳幹の「呼吸中枢」と深く関係しています。 胸郭の動きが改善すると、呼吸のリズムが整い、副交感神経が優位になりやすくなります。 つまり、胸郭の柔軟性を取り戻すことは、神経系を整え、心身のリラックス状態を作り出すことにもつながるのです。 整体では、胸郭のモビリゼーション(関節調整)や肋骨のリリース、横隔膜のアプローチを行い、呼吸の可動域を回復させます。 胸が自然に広がるようになると、姿勢も整いやすくなり、体幹の安定性も向上します。 ご自宅でできるケアとしては、 ・両手を頭の後ろで組み、深呼吸をしながら肋骨を意識的に広げる ・ストレッチポールの上で胸を開く ・口すぼめ呼吸でゆっくり息を吐き切る といったエクササイズが効果的です。 呼吸は「生命活動の基本」であり、「姿勢」「自律神経」「循環機能」とも密接につながっています。 もし最近「息が浅い」「寝ても疲れが抜けない」と感じる方は、まず胸郭の柔軟性に目を向けてみてください。 肋骨が動けば、呼吸も、そして体全体の調子も大きく変わります。

足首の可動域が姿勢を変える?〜体幹との意外なつながり〜

2025/10/22

「足首が硬い」と聞くと、単にストレッチ不足や運動不足をイメージする方が多いかもしれません。 しかし実は、足首の動きが悪くなると、体幹や姿勢全体のバランスまで崩れてしまうことをご存じでしょうか? 立った状態で私たちの体を支えているのは、足の裏から始まる「支持機構」。その最初の関節が“足首(距腿関節)”です。 足首が硬くなると、地面からの力(床反力)をうまく吸収・伝達できなくなり、膝や骨盤、背骨にまで余計な負担がかかります。 つまり、**足首は全身の姿勢を支える“土台の関節”**なのです。 さらに機能神経学的に見ると、足首には多くの固有受容器(位置や動きを感知するセンサー)が存在します。 この情報が脊髄や小脳に伝わり、体幹や頭部の位置を微調整しています。 ところが、足首の可動域が制限されると、このセンサーの働きが鈍り、体のバランスを取る神経系の反応が遅れてしまうのです。 結果として、「猫背」「反り腰」「片足重心」といった姿勢のクセが出やすくなります。 また、足首の動きが悪い方は、歩行時にふくらはぎや太ももで代償する傾向があります。 この代償運動が続くと、下半身の筋肉が常に緊張し、慢性的な腰痛や肩こりにまでつながることもあります。 整体では、足首の関節モビリゼーションや足根骨の調整を行い、足元の固有受容器を再活性化させることが重要です。 これにより、神経系から姿勢制御が整い、自然と体幹の安定性が高まります。 当院では「末梢から中枢へ」という順序で神経バランスを整えることで、より根本的な姿勢改善を目指しています。 日常生活でもできる簡単なセルフケアとしては、 ・ふくらはぎのストレッチ ・足首の回し運動 ・タオルを使った足指のグーパー運動 などが効果的です。 見落とされがちな足首の柔軟性。 実は、全身の姿勢を左右する鍵を握っているのかもしれません。 「最近、姿勢が崩れやすい」「立っていると疲れる」という方は、まず足首の動きをチェックしてみてください。